ソフトブレーン Research Memo(3):クラウド対応や操作性、サポート力などに強み

2014年3月5日 17:18

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記事提供元:フィスコ


*17:18JST ソフトブレーン Research Memo(3):クラウド対応や操作性、サポート力などに強み
■事業概要

○eセールスマネージャー関連事業

営業支援ソフト「eセールスマネージャー」のライセンス販売、クラウドサービス、カスタマイズ開発及び営業コンサルティング、営業スキルトレーニング等からなる。

「eセールスマネージャー」は営業活動のプロセスマネジメントを行い、各工程を「見える化」することで定量的に状況を把握し、改善点を見つけ出すことによって営業効率の向上を図っていくツールとなる。プロセスマネジメントによって「御用聞き営業」から脱し、「行くべき所に訪問し、やるべきことをやる営業」に変えていくことで、売上高の拡大と営業生産性の向上(収益率向上)という企業目標を実現するためのソフトウェアと言える。

「eセールスマネージャー」の販売形態としては、ソフトのライセンス販売で収入を得るオンプレミス型と、月額使用料を徴収するクラウド型とに分けられる。従来は、顧客側が自社で保有するサーバーなどにソフトをインストールして利用するオンプレミス型がほとんどであったが、ここ数年はクラウドコンピューティング市場の拡大によって、設備負担を必要とせず、初期導入コストが低いクラウド型の需要も伸びている。

市場規模としてはSFA(営業支援)分野で年間50億~80億円程度となり、ソフトブレーン<4779>のシェアは2~3割とみられる。競合企業は、NIコンサルティング(未上場)、セールスフォース・ドットコム(クラウド型のみ)など。クラウド市場ではセールスフォース・ドットコムが4割超のトップシェアを握っている。

「eセールスマネージャー」の導入実績は累計で2,000社を超えており、製造業からサービス業、大手から中小企業に至るまで幅広い企業に導入されている。同社製品の強みは、操作性や処理速度など使い勝手の良さに加えて、オンプレミス型、クラウド型と両方の販売形態に対応可能なこと、導入に向けたコンサルティングや教育研修サービスなどサポート力の高さにあると言える。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)《NT》

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