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ソフトブレーン Research Memo(6):2013年通期は主力事業の堅調推移で増収を確保
*17:19JST ソフトブレーン Research Memo(6):2013年通期は主力事業の堅調推移で増収を確保
■決算動向
(1)2013年12月期業績
ソフトブレーン<4779>が1月30日付で発表した2013年12月期の連結業績は、売上高が前期比4.2%増の4,416百万円、営業利益が同18.8%減の492百万円、経常利益が同20.9%減の492百万円、当期純利益が同14.6%減の391百万円と増収減益だった。期初の会社計画に対して売上高、利益ともに下回る結果となった。
売上高に関しては、「eセールスマネージャー関連事業」や「フィールドマーケティング事業」が堅調に推移したことで増収を維持したが、営業利益は「eセールスマネージャー関連事業」における製品開発費や人件費の増加、並びに「その他事業」の不振によって3期ぶりの減益となった。
営業利益率は11.2%と前期比3.1ポイント低下している。内訳を見ると、売上原価率が60.3%と同9.1ポイント上昇したが、これは子会社のソフトブレーン・フィールドで従来販管費に計上していた人件費・間接経費の一部を売上原価に組み入れたことによるもの。この影響を除けば、55.3%と実質4.1ポイントの上昇だった。フィールド事業のウエート拡大が背景となっている。一方、販管費率も前期と同じベースで見れば33.6%となり、実質0.9ポイント低下した。諸経費の抑制を進めた効果とみられる。なお、特別利益として、子会社等の株式売却益17百万円を計上している。
通期では減益となったものの、四半期ベースで見れば第4四半期(10-12月期)に増益に転じており、足元の収益は回復トレンドに入ったことがうかがえる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)《NT》
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