ソフトブレーン Research Memo(14):営業力強化支援サービスでも協業を開始

2014年3月5日 17:21

印刷

記事提供元:フィスコ


*17:22JST ソフトブレーン Research Memo(14):営業力強化支援サービスでも協業を開始
■今後の見通し

(2)経営環境の展望と事業戦略

○営業力強化支援サービスでも協業を開始

ソフトブレーン<4779>は営業力の強化支援を目的とした各種コンサルティングサービスを、「eセールスマネージャー」を導入している企業はもとより、未導入企業に対しても行っている。こうしたなかで2月には、新たな取り組みとしてコダック合同会社との協業によるサービスの開始を発表した。

具体的には、2014年4月より印刷業界向けに「売れる印刷営業の仕組み作り大学」を開校する。傘下のソフトブレーン・サービスで行っている営業スキルトレーニングサービスをベースに、コダックが持つ豊富な業界ノウハウを統合し、印刷業界向けに特別に研修プログラムをパッケージ化したものとなる。当初は同年9月の開校を予定していたが、早期開催の要望が多数出たことで開校を半年早めた格好となった。

印刷業界はデジタル化の流れの中で、市場が年々縮小しており、売上高の拡大と営業マンの生産性向上が喫緊の経営課題となっている。今後、同社もコダックと共同で、印刷業界向けの営業支援システムなどを構築して行く予定となっており、「eセールスマネージャー」の新規顧客獲得につながるものとして期待される。


○フィールドマーケティング事業は成長トレンド持続

「フィールドマーケティング事業」は、メーカーのアウトソーシング化の流れが続く中で、引き続き安定成長が見込まれる。市場が拡大する中で競争も激しくなっているが、同社では高いサービス品質とコスト競争力を武器に今後も既存顧客での取引拡大、新規顧客の獲得が期待される。

また、前期よりスタートした「購買理由データ提供サービス」に関しても着実に実績を積み重ねており、顧客と共同でさらにブラッシュアップしたサービスの提供に取り組んでいく方針。短期的な収益へのインパクトは軽微だが、中長期的には安定収益源として業績に貢献してくる見通しだ。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)《NT》

関連記事