ソフトブレーン Research Memo(11):財務の健全性、収益性ともに安定水準をキープ

2014年3月5日 17:20

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記事提供元:フィスコ


*17:20JST ソフトブレーン Research Memo(11):財務の健全性、収益性ともに安定水準をキープ
■決算動向

(2)財務状況と経営指標

ソフトブレーン<4779>の2013年12月末の財務状況を見ると、総資産は前月末比で461百万円増加の3,667百万円となった。このうち流動資産は現預金の増加により354百万円増加し、固定資産はソフトウェア資産の増加(+79百万円)、繰延税金資産の増加(+73百万円)などにより106百万円増加した。一方、負債は特に大きな変動はなく、前期末比で20百万円の増加となり、純資産は441百万円増加の2,722百万円だった。このうち少数株主持分が43百万円増加しているが、これはソフトブレーン・フィールドの収益拡大が主因となっている。

主要経営指標を見ると、安全性を示す流動比率や自己資本比率、D/Eレシオなどはいずれも改善傾向を続けている。2008年12月期に22%台だった自己資本比率は64.4%まで上昇しており、財務の健全性はここ数年間で大幅に改善している。また、収益性に関しても減益に転じたとはいえ、営業利益率、ROEともに10%以上をキープしている。「eセールスマネージャー関連事業」に加えて、「フィールドマーケティング事業」が第2の収益柱へと成長し、収益性の向上に寄与しているのが要因とみられる。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)《NT》

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