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「ユニクロ」が米Jクルー買収検討
*15:05JST 「ユニクロ」が米Jクルー買収検討
米経済紙ウォール・ストリート・ジャーナルは28日、カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリング<9983>が、同業の米大手Jクルー・グループを買収する方向で協議していると報じた。
同紙によると、ファーストリテイリング側からJクルーの経営陣に買収の可能性を打診しているという。
Jクルーは、プライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社のTPGキャピタルとレオナルド・グリーン・アンド・パートナーズが2011年に28億ドルで取得し非公開化した。しかし、ここにきてPE2社は新規株式公開(IPO)か他社への株式売却を通じJクルーへの投資から撤退する選択肢を模索している。
Jクルー側は最大50億ドル(約5090億円)の買収額を提示しているが、ファーストリテイリング側が応じるかどうかは不明。交渉もまだ初期段階にあり、決裂する可能性もあるとしている。
Jクルーの買収に関しては、韓国の大手衣料品チェーン「イーランド」なども関心を示しているという。
Jクルーは1983年創業。若者を中心に人気のアメリカン・トラッドスタイルのファッションブランドで、カジュアル衣料を高価格帯で提供している。米国のほかカナダや英国で400店舗以上を展開しており、ミシェル・オバマ大統領夫人が愛用していることでも知られている。
日本市場には1993年に伊藤忠商事、レナウンの両社とライセンス契約を結んで参入し、一時店舗数を20店超まで拡大したが、収益悪化により08年に提携を打ち切り撤退した。2012年には再出店を目指し日本でのオンライン販売を強化、価格表示や決済をドル建てから円建てに変更している。
この報道に対し、ファーストリテイリングは「臆測記事にはコメントできない」としているが、米国で知名度の高いブランドを取り込むことで米市場への進出を進め、高価格帯での商品の提供も行うことができるようになれば、世界でも一二を争う衣料品メーカーへと成長していく大きな足がかりとなるだろう。《YU》
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