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システム ディ Research Memo(4):学校運営全般をカバーするソリューションは900校での導入実績
*18:19JST システム ディ Research Memo(4):学校運営全般をカバーするソリューションは900校での導入実績
■事業の状況
●学園ソリューション事業
学園ソリューションは、私立学校を対象に業務特化パッケージソフトを販売している。2013年10月期実績ベースでは全社売上高の59%を占めた。利益面でも高単価のパッケージソフト販売が中心であるため、貢献度が最も高いものと推定される。
主力製品はパッケージソフト「キャンパスプラン.NET Framework」で、学務系、法人系、Web系と学校運営に関する幅広いエリアを網羅したものとなっている。大学・短大・大規模高校など対象顧客で、現在まで約900校の納入実績があり、業界のデファクトスタンダードというポジションに位置している。
当該事業はシステム ディ<3804>の創業事業でもあり、同社の最も得意とする分野である。個々の業務に関するソフトウエアにおいては、様々な競合企業があるが、学校運営全般をカバーする形でソフトウエアを提供している企業はない。学校側から見ればワンストップで学校運営全般に関するソフトウエアを揃えることができるという利点がある。個々の業務分野においては、競合は厳しく、デファクトスタンダードを握る同社といえども毎回、技術評価とコスト評価において顧客の厳しい選別にさらされているが、長年のバージョンアップによる作り込みに加え、顧客との密着度合いから同社の製品・サービスに対する顧客満足度は非常に高い。同社のソフトウエアのリプレースサイクルは5~7年となっているが、これまでのところ同社製品のユーザーのリプレースメントにおいては、ほぼ100%の確率で更新受注に成功している。
この部門のターゲットとなる市場は、私立学校全体で見れば全国に約14,000校であり、依然として潜在成長性は大きいと言える。しかしこれらのなかには、少子化の影響を受けて財務的に厳しい学校や、各種学校等そもそもの規模が小さくシステム導入コスト負荷に耐えられない学校も含まれているのが事実だ。
そこで同社は今後の販売方法において、同社が用意したサーバーにアクセスして利用に比例した料金を支払うクラウド型サービスに注力している。既に「キャンパスプラン クラウドサービス」として商品化されているほか、既存のパッケージソフトユーザーに対してもオプションとしてのクラウド型サービスの商品を拡充中。これによって、ユーザーである学校側はハードおよびソフトの初期導入費用、高度なセキュリティ機能の実装費用を大幅に削減できるため、導入へのハードルが大きく低下することになる。同社にとってもクラウド化することでストック型売上構成比が上昇して経営安定化に寄与するとともに、納品や現地対応が不要になることによる人件費負担の軽減が可能になる。また、中長期的に顧客を囲い込むメリットも考えられる。無論、学校側からする導入へのハードルが下がるということは同社の負担があってのことで、パッケージソフトと比較して当初の利益率は悪化するが、規模が増すに連れて利益率も上昇してくるモデルとなる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)《FA》
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