NYの視点:イエレンFRB議長、G20の信頼を勝ち取る

2014年2月25日 07:01

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記事提供元:フィスコ


*07:02JST NYの視点:イエレンFRB議長、G20の信頼を勝ち取る

イエレンFRB議長は、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議において量的緩和第3弾(QE3)縮小計画を遂行するための承認を勝ち取った。イエレン議長は新興国の痛みを共有しつつQEを縮小することが必要であると主張。議長の主要なメッセージは、QEを縮小する方針が覆されることはないということ。インド準備銀行(中央銀行)のラジャン総裁は新興国と先進国の間で、我々の行動が適切に調整されていることを確認していく必要があるということや、また、波及の影響に注視すべきだという意見で合意が見られたとした。

カーニー英中央銀行総裁はインタビューの中で、「QE縮小は米連邦準備制度理事会(FRB)による決定であり金融政策の正常化の一部、イエレンFRB議長が正しい決定をしていると信頼している」と述べている。黒田日本銀行総裁も「イエレン議長は手腕があり政策を実行する力や発言は非常に優れている」との見解を表明。フランスのモスコビシ財務相も「FRBと他の諸国の中央銀行との相違はない」、スペインのデギンドス経済相は「イエレンFRB議長は非常に明確」と述べた。イエレン議長は今週27日に予定されている上院銀行委員会での証言で、QE縮小を継続する方針を再確認すると見られている。

議長は今後、政策金利を低水準に維持する意向を伝える新たな戦略構築を模索する。連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーは「少なくとも失業率が6.5%を上回る限り異例な低金利を継続する」公約を放棄する計画。1月28-29日開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の中で、明らかになった。1月の失業率が6.6%まで低下したため、この戦略は古いものとなった。FOMCの課題は、短期金利の上昇期待を引き上げることなく、6.5%の失業率規準を排除すること。政策の意向を示す方法の1つの選択肢は、経済見通し概要として知られるインフレ、雇用、成長、政策金利の見通しが挙げられている。《KO》

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