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トレファク Research Memo(3):独自開発したPOSシステムが競争力の源泉
*18:18JST トレファク Research Memo(3):独自開発したPOSシステムが競争力の源泉
■事業概要
(2)同社の特徴・強み
トレジャー・ファクトリー<3093>の店舗の特徴は、「きれいで見やすく、安心して利用できるお店づくり」をしていることにある。個々の商品がすべて一品ものとなるため、商品を見やすく陳列しているほか、来店客に常に「宝探し」をしているようなワクワク感を提供するよう趣向を凝らした陳列手法を取り入れている。また、店舗ごとにその地域、顧客の特性に合わせた個性のある店舗づくりを行っていることも特徴となっている。顧客にとってみれば、店舗ごとに新たな発見を体験できることにもなり、リピート率の向上につながっている。同社が扱う商品は多岐に広がっており、顧客年齢層が幅広いことも特徴の1つと言える。
また、同社の強みであり競争力の源泉となっているのは、独自開発したPOSシステムにある。リユース品はアイテム数が多岐にわたるほか、1品1価格となるため買取査定や値札発行、売価変更や在庫管理に至るまで、商品管理が非常に煩雑な業界であるが、同社ではPOSシステムの活用により、効率的なオペレーションと徹底した在庫管理の仕組みを構築している。買取査定においては、専門スタッフの育成が重要となるが、同社は独自開発した査定支援システムの導入により、約半年でひと通りの査定ができるような仕組みを作り上げている。
新業態を開始する際にも、独自開発したPOSシステムが強みを発揮する。リユース業界では業態ごとに重要な指標が異なることが多く、POSシステムに関してもその業態に適したものが必要となる。同社の場合、独自開発したため、新業態の開始に際してのPOSシステムの改修も、外注で行うよりも短期間、かつ効率的に行うことが可能となる。今回、新たに開始した古着アウトレット業態においても、こうしたPOSシステムが活用されている。
店舗運営の際に重要となる経営指標についてもリアルタイムで「見える化」しており、業績管理に活用している。同社の収益性が安定しているのは、独自開発したPOSシステムの導入効果が大きいと言えよう。実際、同社の棚卸資産回転率は同業他社と比較しても高く、効率性の向上にも大きく寄与している。
また、もう1つの強みとしては安定した「買取力」を保持していることが挙げられる。「買取力」がなければ魅力ある商品が揃わず、集客力が低下してしまうためだ。同社の2013年の既存店ベースでの買取額は、前年比2.3%増と堅調に推移した。「買取力」を支える要素として、「査定力」「買取接客力」「幅広い取扱商品」などの要素が必要となるが、同社ではこれらが強みとなっている。
さらには買取販売を促進させる取り組みとして、店舗ブログや会員向けメルマガの活用のほか、複数店舗を回ると一定ポイントが付与されるラリー形式のキャンペーン導入など、趣向を凝らした販促策も取り入れている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》
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