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NECソフトと群馬大学、唾液で疲労を検出するキットの開発へ
NECソフトと群馬大学理工学研究院分子科学部門は5日、次世代人工核酸による簡易検出センサーの技術開発に着手したと発表した。唾液で疲労ストレスを検出するキットの開発を目指すという。
同プロジェクトでは、唾液や尿といった、生体を傷つけずに得られる検体から疲労・ストレスバイオマーカーを簡易に検出する目的で、群馬大学が開発する新しい人工核酸とNECソフトが持つアプタマーデザイン技術を用いて、簡易モニタリングキットの開発を目指す。
簡易モニタリングキットは、唾液サンプルで測定し、疲労やストレスがあると数分で発色するというもの。携帯端末で画像をデジタル化し、データ分析で体調を数値化する。
うつ病や慢性疲労症候群など、精神的ストレスによって引き起こされる疾患の増加を背景に、疲労やストレスなどの体調を反映するバイオマーカー(たとえば、唾液中の種々の物質など)を検出し、メンタルヘルス対策に役立てたいというニーズも高まっている。しかし、現存するバイオマーカー検査では、検体を検査機関に送付して大型機器で解析し、数日後に結果を得るため、その場で体調を把握して、休息の必要可否を判断するには不向きだった。
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