ネットプライスドットコム Research Memo(11):通期で増収増益へ、アーティストグループのグッズ販売が貢献

2014年2月3日 15:08

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記事提供元:フィスコ


*15:08JST ネットプライスドットコム Research Memo(11):通期で増収増益へ、アーティストグループのグッズ販売が貢献
■業績動向

(4)2014年9月期の第2四半期累計の業績見通し

ネットプライスドットコム<3328>は今2014年9月期から会社計画を四半期単位で発表している。2014年9月期の第2四半期累計(2013年10月-2014年3月)の会社計画は、売上高で前年同期比14.2%増~18.0%増の6,079百万円~6,279百万円、営業損失で187百万円~57百万円、経常損失で158百万円~28百万円、四半期純損益で88百万円の赤字~1百万円の黒字となる見通しだ。事業別の見通しについては以下の通り。

○バリューサイクル部門

バリューサイクル部門では前述したように、第2四半期は販売を強化することで売上高は前年同期比2ケタ増、営業損益も黒字化を見込んでいる。販売件数の増加に伴い、出品作業(写真撮影、商品のオークションサイトへのアップロード作業等)が煩雑になり、人件費の増加が懸念されるが、同社では出品工程の簡素化による生産性の向上、並びにクラウドソーシングの活用によって人件費の抑制を図る方針で、売上高の拡大と同時に収益性も高めていく戦略だ。

クラウドソーシングの活用に関しては、2013年の夏ごろから導入しており、現状は出品作業にかかる人員の約15%を賄っている。今後も事業の拡大に向けてクラウドソーシングを有効活用していく方針だ。

○リテール・ライセンス部門

モノセンスの事業に関しては引き続き高成長が見込まれる。人気アーティストグループの関連グッズ販売拡大による収益貢献が期待されるためだ。

一方、苦戦が続いているネットショッピング事業に関しては、引き続きオリジナル商品の開発や24時間セールといったオリジナル販売手法の特徴を生かし、スマートフォンユーザーの取り込みを図りながら、収益の改善を目指していく。第1四半期のスマートフォン経由の売上比率は37.0%と四半期ごとに上昇傾向が続いている。同社ではスマートフォン比率を将来的には50~70%の水準まで引き上げていき、スマートフォンユーザー向けを中心としたネットショッピング事業に移行することで、収益化を図っていきたい考えだ。また、自社開発品の強化や併売個数の増加などの取り組みを強化していくことで、商品粗利益率の改善も進めていく。

更には、販売チャネルを拡充するという意味で、他社サイトの活用も推進していく。具体的には、2013年12月中旬から「Yahoo!ショッピング」で実施しているタイムセールのパートナー企業として参画したほか、今後も大手メディアとの連携による取り組みを強化することにより、第2四半期以降は収益の改善が期待される。

○クロスボーダー部門

クロスボーダー部門に関しては、為替の動向にも左右されがちだが、「sekaimon」の収益改善を優先していく。収益悪化の要因が円安という外部因子であるため、厳しい環境は続くものの、利便性の高いサイト作りや認知度の向上を図っていくことで、サイトへの訪問客を増やし、取引件数の増加につなげていきたい考えだ。一方、転送コムに関しては、好調な市場環境を追い風として第2四半期も高成長が続く見通しだ。

○インキュベーション事業

子会社で展開している新規事業は、前述したようにフォーリーが成長ステージに入っているが、第2四半期においても損益面では赤字が見込まれる。一方、投資育成事業に関しては、株式売却案件が未定であることから流動的となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《NO》

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