Eストアー Research Memo(9):他社保有の自社株式の引き取りでバランスシートが若干悪化

2014年1月30日 18:33

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記事提供元:フィスコ


*18:33JST Eストアー Research Memo(9):他社保有の自社株式の引き取りでバランスシートが若干悪化

■財務分析

Eストアー<4304>の2013年3月期末時点のバランスシートは、株主資本2,087百万円(自己資本比率47.2%)、現預金残高2,873百万円、有利子負債残高15百万円と、強固なバランスシートと評価できる内容であった。

しかし、2014年3月期第1四半期(4-6月)に、大株主であったヤフー<4689>の保有株式のほとんど(12,380株、総発行済み株式数の24%)を引き取り、自己株式(金庫株)としたことで、バランスシートの構造に大きな変化が起こった。2013年9月末時点のバランスシートは、株主資本864百万円(自己資本比率28.3%)、現預金残高1,565百万円、有利子負債残高286百万円と、半年前に比べれば若干見劣りのする内容となった。

バランスシートの悪化の要因は、本業に起因するものではなく、ひとえにヤフー<4689>が保有していた株式の買い取りに伴うものである。したがって、これが起こった背景と、今後自己株式をどうするのか、この2点が大きなポイントになる。

株式移動の背景について石村代表は、「ヤフーが積極的に株を手放したいと考えたわけではなくむしろEストアーが将来の布石として金庫株を増やしたい思惑があり、両者の意見が一致してこういう結論になった。ビジネスにおいてヤフーとの関係にはいささかの変化もない」としている。また、今後の自己株式の扱いについては、「M&A等での活用、消却、売り出しなどいろいろ選択肢があるが、まだ結論には至っていない」としている。

(執筆:客員アナリスト 浅川裕之)《FA》

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