Eストアー Research Memo(8):15年3月期業績は集客事業の売上高の伸びが最大の評価軸

2014年1月30日 18:32

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記事提供元:フィスコ


*18:32JST Eストアー Research Memo(8):15年3月期業績は集客事業の売上高の伸びが最大の評価軸

■今後の業績見通し

2014年3月期下期も、基本的な収益動向は同上期と同じ状況が続くと考えられる。年末年始の個人消費が旺盛な時期を含むため、そうした季節要因から対上期比較では増収増益になる可能性がある。しかし、EC事業で稼いだ利益を集客事業の先行投資として積極的に費用を使うというスタンスは同上期から変化はない。したがって、前年同期比では減益になる可能性も十分に高い。同下期の業績で見守るべきポイントは、EC事業で自社販路の「ショップサーブ」の契約顧客数がしっかりと増加に転じるか、集客事業のトップライン(売上高)が費用をかけたなりに伸長しているか、顧客店舗の売上高がきちんと伸びているか、の3点であろう。これらが想定通り伸びているかどうかでEストアー<4304>の2、3年先の収益の大きな方向性が定まってくると思われる。

2015年3月期も、集客事業に向けた投資は継続する見込みである。すなわち、基本的な収益の枠組みも、同社が注力する内容も、その結果としての業績も、基本的には2014年3月期と同じである。当然、同社を見るうえでのポイントも基本的には同じだが、よりフォーカスすべきは集客事業の売上高の伸びということになろう。集客事業での「垂直立ち上げ」を狙うからこそ、現時点での積極的な投資が正当化されているという側面は否定できない。2015年3月期の業績では集客事業の売上高の伸びが最大の評価軸となってこよう。仮に、集客事業の売上高が想定線に届き、EC事業における中核的な顧客層の契約が反転増加に転じてくれば、集客で先行投資的に積極的に費用を使ったとしても、増収増益のトレンドに戻ることは十分可能と思われる。

(執筆:客員アナリスト 浅川裕之)《FA》

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