愛知銀行 Research Memo(1):一貫した堅実経営、地域密着型営業で成長

2014年1月28日 17:13

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記事提供元:フィスコ


*17:13JST 愛知銀行 Research Memo(1):一貫した堅実経営、地域密着型営業で成長

愛知銀行<8527>は愛知県を基盤とした地銀(第2地銀)として、地元の中小企業及び個人向け取引を主力としている。店舗数は、愛知県が97店(うち、名古屋市47店)、岐阜県4店、三重県2店、静岡県1店、東京・大阪2店の計106店(2013年11月末現在)。2013年3月期末の預金残高は、2兆5,103億円(愛知県内シェア7.36%)、貸出金残高は1兆6,643億円(同シェア9.04%)。創業以来、一貫した「堅実経営」と「地域密着型営業」に撤することにより、地元経済の発展とともに成長を遂げてきた。

現在、2014年3月期を初年度とする3ヶ年計画(第9次経営計画)を進めている。顧客基盤の更なる強化、経営効率の改善、ソリューション機能の一層の強化を重点テーマとして、持続的かつ安定的な収益の確保を目指す内容となっており、最終年度である2016年3月期には、銀行本来の収益力を示すコア業務純益で9,500百万円、経常利益で5,000百万円、当期純利益で3,000百万円、財務の健全性を示すコア資本比率は11.50%を目標としている。法人戦略の目玉は、ソリューション機能の強化による取引基盤の拡大である。同行の持つ情報力やネットワークなどを活用した経営支援(事業承継やM&A相談、ビジネスマッチング、海外進出支援など)を通じて、既存先の取引深耕(メイン化推進)や新規先開拓を図る方針である。また、個人戦略は、住宅ローンの推進と預かり資産の拡大が2本柱となっている。

2014年3月期の第2四半期(2013年4-9月)決算は、業務純益が資金利益の減少などにより若干減益となったものの、株式売買益や与信費用の減少(貸倒引当金の戻入益)などで予想を上回る経常増益となった。同行は、上期決算の状況や与信費用の前提を低めに見直したことなどから、2014年3月期の業績予想を増額修正した。修正後の業績予想(連結)は、経常利益が前期比55.8%増の8,300百万円、当期純利益が同72.7%増の4,700百万円と大幅な増益を見込んでいる。

★Check Point

・基盤となる愛知県は全国トップクラスの経済規模
・上期決算の状況から通期業績予想を増額修正
・持続的かつ安定的な収益の確保を目指す3ヶ年計画を推進


(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)《FA》

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