欧米為替見通し:バブル必滅の理、米国と中国のシャドーバンキングの既視感

2014年1月27日 17:15

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記事提供元:フィスコ


*17:15JST 欧米為替見通し:バブル必滅の理、米国と中国のシャドーバンキングの既視感

本日27日の欧米市場のドル・円は、28-29日の連邦公開市場委員会(FOMC)の100億ドルのテーパリング(量的緩和縮小)観測を受けたドル買い要因、31日に満期を迎える中国工商銀行の理財商品のデフォルト(債務不履行)懸念によるリスク回避の円買い要因を斟酌する展開が予想される。

米国のシャドーバンキングは、低所得者の支払い能力を隠すことで、米国の住宅バブルを演出した後、崩壊した。中国のシャドーバンキング(影子銀行)も、中国の不動産バブルを演出してきたが、崩壊のカウントダウンが始まりつつある。

28-29日のバーナンキ第14代FRB議長の最後の連邦公開市場委員会(FOMC)では、100億ドルのテーパリング(量的緩和縮小)(750億ドル⇒650億ドル)が予想されており、ドルを下支えしている。

31日に満期を迎える中国工商銀行の理財商品(30億元)に関して、中国工商銀行会長は、「信託商品の投資家に損失補償しない」と述べたが、中国工商銀行は、明日28日に正式に表明する模様で、デフォルトへの警戒感が高まりつつある。30億元の理財商品がデフォルト(債務不履行)した場合、中国の格下げ懸念、シャドーバンキング(影子銀行)の崩壊懸念を高めることになる。

ドル・円は、ダブルトップ(105円45銭・105円42銭)の完成、フィボナッチ・リトレースメント61.8%戻し105円49銭(124円14銭-75円32銭)達成で、半値押しの101円00銭を軸に100円62銭-101円54銭付近への反落が予想される。

【今日の欧米市場の予定】

18:00 独・1月Ifo企業景況感指数(予想:110.0、12月:109.5)
24:00 米・12月新築住宅販売件数(予想:45.5万戸、11月:46.4万戸)
24:30 米・1月ダラス連銀製造業活動指数(予想:3.2、12月:3.1)

ユーロ圏財務相会合(ブリュッセル)《KO》

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