鴻池運輸 Research Memo(7):食品関連、住宅関連の取扱量は増加を見込む

2014年1月24日 17:37

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記事提供元:フィスコ


*17:37JST 鴻池運輸 Research Memo(7):食品関連、住宅関連の取扱量は増加を見込む

■業績動向

(2)2014年3月期通期見通し

鴻池運輸<9025>では2014年3月期の業績を表のように、売上高227,931百万円(前期比0.1%増)、営業利益7,768百万円(同1.0%増)、経常利益7,608百万円(同0.9%)増)、当期純利益4,074百万円(同2.4%増)と予想しているが、これは期初の予想と変っていない。

同社を取り巻く環境として、粗鋼生産の回復は見られるが鉄鋼関連業務の合理化等により取扱量は減少すると予想している。また食品関連では、市場でのマーケティング活動等による需要創造に伴い、清涼飲料や食品の取扱量は増加の見込み。また消費税増税前の駆け込み需要により、住宅関連の取扱量も増加すると見ている。

○セグメント別業績予想
セグメント別売上高は表のように、複合ソリューション事業147,277百万円(同0.2%減)、国内物流事業49,622百万円(同2.3%減)、国際物流事業31,030百万円(同5.6%増)を予想している。またセグメント利益は、複合ソリューション事業10,296百万円(同1.1%減)、国内物流事業1,773百万円(同27.7%増)、国際物流事業1,219百万円(同22.2%増)、その他29百万円(同10.0%増)を見込んでいる。国内物流では、取扱量の減少により減収だが、効率化の改善等により増益になると予想している。

○分野別業績予想
また分野別売上高は、鉄鋼関連51,229百万円(同5.1%減)、食品関連60,973百万円(同3.2%増)、生活関連66,861百万円(同0.4%減)、定温関連17,834百万円(同1.7%減)、海外関連31,030百万円(同5.6%増)を予想している。

生活関連の内訳では、生活業務15,886百万円(同2.9%増)、空港業務が9,610百万円(同4.2%減)、メディカル業務9,576百万円(同6.6%増)、流通・アパレル業務が31,787百万円(同2.7%減)を見込んでいる。

・鉄鋼関連では粗鋼生産量の回復や新規事業獲得があるものの、効率生産ニーズへの対応等により減収を見込んでいる。
・食品関連では、飲料製品の生産増、ハム・ソーセージや、大型ショッピングセンター向けの保管・輸送量の増加により増収を予想している。
・生活関連では、メディカル業務で取扱量の増加が見込まれるが、流通・アパレル業務の一部拠点で取扱量が減少すること、空港業務では依然として取扱便数の回復が遅れていることなどから減収見込み。
・定温関連では、加工・チルド食品の保管量減少によって減収となる見込み。
・海外関連では、海外現地法人での食肉や果物等の定温物流事業の拡大、大型輸送取扱業務の増加などにより、増収を予想している。

○設備投資・減価償却予想
会社側では、今期(2014年3月期)の設備投資額は9,341百万円(上半期実績3,230百万円)、減価償却費は6,916百万円(同3,275百万円)を計画・予想している。

今期(2014年3月期)の主要な設備投資は厚木流通センター第2センター建て替え(総投資額1,733百万円、上半期投資額843百万円、2013年5月竣工)と神奈川綾瀬営業所の倉庫増設・設備購入(同1,928百万円、2014年3月竣工予定)である。

前者では、竣工後の倉庫面積が約17,000平方メートル(竣工前約6,000平方メートル)へ大幅に増加する。また後者の工事完成後は、倉庫面積が約98,000平方メートル(工事前94,000平方メートル)、収容力が61,000パレット(同42,000パレット)へ増加する予定だ。

(執筆:客員アナリスト 寺島 昇)《FA》

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