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DVx Research Memo(5)主力商品のシェア拡大でセグメント利益は順調拡大
*20:33JST DVx Research Memo(5)主力商品のシェア拡大でセグメント利益は順調拡大
■決算動向
ディーブイエックス<3079>の事業セグメント別の状況は以下の通り。
○不整脈事業
不整脈事業の当第2四半期累計の売上高は前年同期比13.7%増の10,578百万円、セグメント利益は同19.6%増の1,523百万円と順調に拡大した。主力商品であるペースメーカやアブレーションカテーテルなどの販売数量が、既存顧客での症例件数増加や新規顧客への納入シェア拡大によって好調に推移したのが主因だ。新規営業拠点としては4月に福井出張所を開設した。
主要エリア別の売上成長率を見ると、主力の関東地区で14%増となったほか、東北地区で35%増、中部地区で23%増と地方においても高い成長となった。地方における顧客は地域の基幹病院が主力となっているが、医療の効率化を図るため基幹病院に同じ症例患者を集約化させる動きが出ていることもプラス要因になっている。
また、製品としてはMRI対応ペースメーカが特に好調に推移した。同製品は2012年10月に日本メドトロニックより初めて発売された製品で、従来品がMRI(磁気共鳴画像)検査を受けることが禁止されていたのに対し、新製品はMRI検査にも対応できるようにした製品となる。ペースメーカを埋め込んだ患者は国内で約40万人と推計されているが、今まではMRI検査を受けることができなかった。MRI装置が発する強い電磁波がペースメーカの作動に影響を与えるリスクがあったためだ。今回の新製品はそうした問題点を改善したもので、既存患者からも待望されていた製品となる。同社のペースメーカの売上高のなかでもMRI対応品が既に約6割を占めるなど急速に普及が進んでいる状況にある。販売単価に関しても、従来品より5~8%高めに設定されており、売上高増の要因となっている。また、2014年3月期に入って競合メーカーが同様の製品を相次いで投入したことで、同社の仕入コストが低下したことも利益率の向上に寄与したとみられる。
セグメント利益率が14.4%と前年同期比で0.7ポイント上昇したが、これはメーカーからのインセンティブ獲得によるものとみられる。同社は、同じ機能をもつ医療機器を複数メーカーから仕入れる、いわゆるマルチコモディティの製品ラインアップで取扱っており、幅広い提案力を背景としてメーカーからインセンティブプランに基づく報奨金を獲得する実力がある。
(執筆:フィスコ客員アナリスト佐藤 譲)《FA》
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