城南進学研究社 Research Memo(1):最もニーズの大きい層へ「囲い込み」を展開

2014年1月20日 18:59

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記事提供元:フィスコ


*18:59JST 城南進学研究社 Research Memo(1):最もニーズの大きい層へ「囲い込み」を展開

川崎発祥で、神奈川、東京、埼玉の首都圏を地盤とする総合教育企業。大学受験向けの「城南予備校」からスタートし、小中高向け個別指導教室「城南コベッツ」へと展開した。ここ数年は、乳幼児向け教育も強化しており、「くぼたのうけん」ブランドの教室や「城南」ブランドの保育園を次々と開校させてきた。さらに近年は大学生向け就活塾などにも乗り出している。また、Web教材やeラーニングなど、IT技術を活用した教育法開発・活用にも積極的だ。

城南進学研究社<4720>の事業展開のキーワードは「囲い込み」だ。個別指導教室で小学生を取り込み、この段階から「城南」ブランドを刷り込み、最終的に城南予備校を経て希望する大学まで送り届ける流れを構築している。この「囲い込み戦略」が一貫性を持った有機的なものであるべく、同社ではターゲット顧客層を、小中高生においては受験よりも授業の補習、大学受験生においては超難関校よりは中堅~有名私立大といった、最もニーズの大きい層に焦点を当てて展開し、他の競合企業との差別化を図っている。

少子化の影響や、児童・生徒の塾・予備校離れが叫ばれて久しいが、同社もマクロ環境の厳しさを潜り抜けて収益面での底打ち・反転が見えてきた。けん引役は個別指導教室「城南コベッツ」だ。直営だけでなくFC教室の伸びも加速している。2014年3月期からは、顧客構成の改善に向けて小学生の取り込みを一段と強化し、中期的な収益拡大のための布石とすべく新たな集客戦略を開始した。

■Check Point
・中間層をターゲットに事業を「全方位」展開
・久保田式教育法を採用し乳幼児教育に注力
・上期の計画未達をカバーし通期では計画通りの着地か

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)《FA》

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