【木村隆のマーケット&銘柄観察】豊田合成の割安放置の是正は時間の問題との見方が強い

2014年1月17日 10:34

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  豊田合成 <7282> は特別の材料も見当たらないまま、なし崩し的な調整を強いられているが、株価的には明らかに底値ゾーンに到達、今後の見直し買い流入を待っている状況だ。

  同社は、トヨタ <7203> 系の自動車部品メーカー。ゴム・樹脂やLEDなどの高分子・光半導体分野の専門メーカーとして、培った知見を活かした各種自動車部品の開発や、LEDの開発を手がけている。特に青色LEDは世界に先駆けて開発をスタートし、現在はノートパソコン・タブレット型パソコンなどの液晶バックライト光源や各種照明用光源を供給。こうした新たな事業分野への進出が同社の収益基盤の厚みにつながっている。

  今2014年3月期の9月中間決算は、営業利益が207億円と前年同期比6%減となった。主要顧客のトヨタ向けを中心に自動車部品事業は売上げを伸ばしたが、製品構成の悪化や価格改定により採算性が低下したことが響いた。中間決算は当初の予想を上回ったことを受け、通期の営業利益を従来の400億円から、420億円(前期比14%増)に引き上げた。製品構成の悪化や価格改定による採算低下などを想定するが、合理化に努めるほか、為替の円安などもあり、2ケタ増益の見通し。

  今期予想において後半の営業利益は212億円と、前半の207億円に対し強含み横ばいの見通し。しかし、アナリストの間では自動車生産の好調さを踏まえ、今期の増額修正、来期の連続大幅増益を想定する声が強い。そうした中でPER12.0倍、PBR1.1倍の時価は明らかに割安ゾーン。訂正高の余地は大きい。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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