USS Research Memo(3):第2四半期累計決算は期初計画を上回る着地に

2014年1月10日 17:22

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記事提供元:フィスコ


*17:22JST USS Research Memo(3):第2四半期累計決算は期初計画を上回る着地に
■決算概要

USS<4732>が11月12日付で発表した2014年3月期第2四半期累計(2013年4-9月期)の連結業績は、売上高が前年同期比4.6%増の32,379百万円、営業利益が同7.8%増の15,144百万円、経常利益が同8.2%増の15,420百万円、四半期純利益が同6.2%増の9,298百万円だった。第2四半期累計の利益としては過去最高を更新し、期初計画値に対しても売上高、利益ともに上回る格好となった。

売上高では主力のオートオークション事業が、成約台数の増加により前年同期比4.3%増収となったほか、中古自動車等買取販売事業やその他事業も市況の改善により、それぞれ2.2%増、12.1%増となり、すべての事業セグメントで増収を確保した。

営業利益の主な増減要因はグラフの通りで、オークション出品台数の減少や名古屋新会場稼働に伴う減価償却費、消耗品の増加といったマイナスの影響を、成約率の上昇や手数料単価の上昇、販促費用の削減などでカバーした。期初計画を上回った要因としては、オークションの成約台数が前年同期比6.9%増と想定以上に堅調に推移したことに加え、オークション以外の事業収益も順調に回復したことが挙げられる。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《NT》

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