注目銘柄ダイジェスト(前場):ソニー、ファーストリテ、キヤノン、ダイエーなど

2014年1月9日 11:34

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記事提供元:フィスコ


*11:34JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ソニー、ファーストリテ、キヤノン、ダイエーなど

ソニー<6758>:1903円(前日比+78円)
続伸。CESで発表されている内容が好感される状況となっている。プレステ4は販売計画の上方修正が視野に入るとされているほか、スマホ販売を2年間で倍増させる、電池ビジネスは安定した拡大を目指すなどとの社長コメントが伝わっている。足元では民生エレクの中でも出遅れ感が目立っており、見直しの流れにもつながる格好のようだ。

ファーストリテ<9983>:40150円(同-1200円)
反落。本日、第1四半期の決算発表を予定しており、警戒感が先行する形になっている。会社側の上半期既存店増収率計画は、前年同期比2.5%増のもようだが、9月は前年同月比4.4%増、10月は同13.8%減、11月は同7.7%増の推移となっており、上振れ期待などは乏しい状況。また、粗利益率の悪化傾向も続いているとの見方が多いようであり、決算発表を機に、割高なバリュエーション水準の調整が進むとの見方にも。

キヤノン<7751>:3270円(同-60円)
売り先行。前12月期営業利益は前期比でほぼ横ばいの3200億円程度となり、従来予想の3600億円を下回ったもようとの観測報道が伝わっている。デジカメの販売が想定以上に落ち込んでいるようだ。市場コンセンサスも会社計画並みであったとみられる。円安効果への期待値など低下する方向に。また、今期予想は3400億円前後になりそうと伝わっているが、こちらも市場想定を下回るレベルとなっている。

富士フイルム<4901>:3115円(同+147円)
大幅続伸。政府では、耐性ウイルスに効果がある新薬「T−705」を備蓄する方針を固めたと伝わっている。T−705はグループ会社である富山化学が開発したインフルエンザ治療薬であり、今春にも製造販売が承認される見通しのもよう。短期的な業績インパクトは限定的とみられるが、インフルエンザ関連としての位置づけの高まりなども期待材料視される展開に。

日本電気硝子<5214>:538円(同-13円)
反落。シティでは投資判断を「2」から「3」に格下げ、目標株価も560円から490円に引き下げている。直近は安定的に推移してきた液晶ガラスの価格だが、今1-3月期以降は再び下落率が拡大と予想している。台湾パネルメーカー向けシェア争いを発端に、再び値下げ競争に陥るリスクが高まりつつあると考えているもよう。液晶ガラスの収益悪化の影響が大きいことを格下げの背景と。

クボタ<6326>:1744円(同+33円)
買い優勢。ドイツ証券では投資判断を「ホールド」から「バイ」に格上げ、目標株価も1530円から2200円にまで引き上げている。機械事業での販売好調に円安メリットが寄与、過去最高益更新に向けた順調な進捗を見せているとの評価。事業環境が力強さを欠く中、市場期待を上回る利益創出力を示していると指摘している。主力の農業機械は今後もグローバルでの成長産業と位置づけている。

ダイエー<8263>:330円(同-25円)
急落。同社は前日に第3四半期の決算を発表、営業損益は79億円の赤字となり、前年同期比で33億円の赤字幅拡大へ。通期予想は10億円の黒字から60億円の赤字に下方修正している。高採算の季節品不振や値下げによる粗利益率の低下が主因となっているもよう。イオン<8267>の子会社になった後も収益の改善が進まず、失望売りが優勢になっている。

ヒューリック<3003>:1466円(同-77円)
大幅下落。クレディ・スイス(CS)では投資判断を新規に「アンダーパフォーム」、目標株価を1400円としている。株価バリュエーションが競合企業より割高であるとの評価。今12月期の会社計画が発表された後に、株価は成長性の鈍化を織り込んでいくとみている。EBITDAの成長率ピークは前12月期と予想、来期の15年12月期は営業減益を予想している。
ドリコム<3793>:321500円(同+34200円)
大幅反発。NTTドコモ<9437>が運営するゲームプラットフォーム「dゲーム」において、8日から対戦型カードバトルゲーム「ビックリマン」の事前登録を開始すると発表したことが材料視されているようだ。「ビックリマン」は、ロッテの人気チョコ菓子「ビックリマン」シリーズの「悪魔VS天使編」を題材にした対戦型カードバトルゲームと。

アンジェス<4563>:696円(同+100円)
急伸。大阪大学の森下教授らの研究グループが、新しい抗がん効果を持つVEGF-DNAワクチンの開発に成功し、モデル動物を使った実験で高い有用性を実証したと発表したことが材料視されている。同社では、このDNAワクチンに関する特許を大阪大学と共同で出願しており、今後は森下教授の研究グループと連携し実用化を目指すと。

ニッピ<7932>:982円(同+150円)
ストップ高。京大iPS細胞研究所がiPS細胞の新しい培養法を開発したと伝わったことが材料視されている。研究には同社も参加したと伝わっており、iPS細胞関連として関心が高まる格好に。今回の研究では、ウシの血液など動物から採った材料を使わずに大量に増やすことができ、iPS細胞を治療に使う際の感染症リスクが大幅に減るようだ。《KO》

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