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アールシーコアCORPORATE RESEARCH(4/7):2013年度下期は上期に続いて史上最高益を更新へ
*18:32JST アールシーコアCORPORATE RESEARCH(4/7):2013年度下期は上期に続いて史上最高益を更新へ
■業績動向
アールシーコア<7837>の2013年度下期については、売上で13億円(25%)増の63億円、営業利益は1.7億円(54%)増の4.8億円を予想。上期に続いて過去最高益を更新する見通し。大幅増収となるのは、高水準の受注残が順次消化されてくるため。施工はほぼフル操業状態が継続することとなろうが、このことは逆に、現有の施工能力においてはこれ以上の売上拡大は見込み難いということとなる。ただし、成約棟数は1.4%増の572棟にとどまるとの前提を置く。先行指標となる展示場への新規来訪者数は順調な伸びを見せてはいるものの、消費税引き上げを睨んだ駆け込み需要一巡の影響は吸収できないと考える(住宅の場合、9月末までに契約を終えていた場合、完工時期が税率引き上げ後となっても旧税率が適用される)。なお、期末の想定展示場数は45拠点。拠点数の拡大効果は期待できるものの、成約数で目立った貢献をするには未だ至らないとの見方を採った。
◆ただし、損益面ではコスト上昇が影響。増収効果もかなり減殺を余儀なくされる
一方、損益的にはコスト上昇がじりじりと影響してくる。まず、為替予約効果が薄れてくることで、円安による仕入原価の上昇が漸増してこよう。さらに、建設用諸資材、人手不足による外注費用の上昇も継続する見通し。販売管理費でも、業容拡大に伴う人件費増を中心に2.3億円程度の利益圧迫要因となる見通しである。これに対し、部材のプレカット化による工程数削減などでコスト抑制を推進。フル操業継続による数量効果も加わり、売上総利益率はほぼ前年並みの水準を維持すると想定する。営業利益段階では、増収効果で上記コスト上昇を吸収し、前年比1.7億円の増加を予想する。経常利益は前年比1.5億円増の4.8億円、当期利益は同0.8億円増の2.7億円となる見通し。なお、予想営業利益率は7.5%、売上総利益率は34.7%を想定している。
◆2013年度通期では、従来見通しを上方修正
上期実績と併せた通期ベースでは、売上が123億円、営業利益は9.3億円となる見通し。成約棟数前提は1,150棟である。なお、従来予想においては(2013年6月6日付レポート)、売上を122億円、営業利益を8.5億円としてきた。これとの比較では売上、営業利益ともに増額修正。特に、利益見通しを大きく引き上げたことになるが、これはプレカット化・キット化による工程数削減効果が予想以上に寄与していることを反映させたことによる。成約棟数前提は従来想定を据え置いている。
◆会社見通しとの比較では利益面でやや楽観的なスタンス
ちなみに、会社側の見通しは売上が127億円、営業利益は8.9億円。成約棟数は1,200棟としている。この見通しに対しては、売上や成約については保守的な見方にあるものの、損益面では楽観的なスタンスとなる。売上・成約に関しては、施工能力の限界による工事の遅れや駆け込み需要の反動を慎重に見たことが主因。損益面ではコストコントロールが想定以上に寄与していることを織り込んだことによる。
株式会社エヌ・ジー・アイ・コンサルティング 長井 亨《FA》
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