タナベ経営 Research Memo(10):総合経営コンサルティングでNo.1のポジション確立へ

2014年1月8日 16:35

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記事提供元:フィスコ


*16:35JST タナベ経営 Research Memo(10):総合経営コンサルティングでNo.1のポジション確立へ
■中期計画

タナベ経営<9644>では表の通り、2016年3月期を最終年度とする中期業績計画を発表している。最終年度で売上高は8,050百万円、経常利益は750百万円をそれぞれ見込んでいる。目標とする経営指標としては売上高経常利益率で10%以上を掲げている。経常利益率で10%以上を達成するためには収益性が低いセールスプロモーション(SP)事業の底上げが必要となる。同社では魅力あるイベント企画や販促キャンペーン企画の提案をしていくことによって受注件数を拡大し、セグメント利益率で5%程度まで高めていく計画。これが実現できれば経常利益率で10%の水準も視野に入ってくるものと思われる。

コンサルティング事業においては、商品基盤の拡充(各種研究会の開催、中小・中堅企業向けコンサルメソッドの開発・充実)、人材基盤の強化(コンサルタント人員の採用・育成、ブランディング・プロモーション)、顧客基盤の構築(CRMシステムの活用によるサービス提案力の強化)を継続して進めていく。特にコンサルタント人員に関しては、コンサルティング売上高の根幹をなすだけに、成長拡大を進めていくには必須の課題と言える。現状は103名だが、2015年3月期末には社内のコンサルタント候補生の育成強化と同時に、中途採用を継続実施しながら110名まで増員する計画だ。

同社ではこうした施策を強化していくことによって、「中堅・中小企業の永続発展を支援する総合経営コンサルティングNo.1のポジション確立」を目指していく。

なお、M&A戦略に関しては、SP事業において、広告媒体やイベント媒体などを持っている会社やイベント企画会社などであれば前向きに検討していく方針だ。今後は国内景気の回復とともに企業のイベント需要は販促プロモーション活動などで活発化することが予想され、事業の成長拡大の好機ともなるだけに、その動向が注目される。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《NT》

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