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デリカフーズ Research Memo(9):現政権が掲げている農業成長戦略も追い風に
*18:25JST デリカフーズ Research Memo(9):現政権が掲げている農業成長戦略も追い風に
■中期計画
(3)農業成長戦略が追い風に
また、現政権下において日本再興戦略の主要テーマの1つとして農業成長戦略を掲げていることも、デリカフーズ<3392>にとっては追い風となる。12月10日に政府により発表された「農林水産業・地域の活力創造プラン」のなかでは、学校給食用での国産農林水産物の使用割合引上げや加工・業務用野菜の出荷量拡大等の目標が示され、そのための施策として、規制緩和等成長を促進していく政策に前向きに取り組んでいくことが示された。
そのなかで、付加価値の高い農林水産物の需要拡大のため、科学的根拠をもとに機能性を表示できる新たな方策の検討に取り組んでいくことが明示されている。同社が今まで取り組んできた野菜の機能性に着目した分析データを基にした客観的評価シートである「デリカスコア」(注)が着目される可能性がある。また、カット野菜や冷凍野菜等の需要が拡大している加工・業務用野菜について低コスト・省力化生産、流通の改善を図り、産地の構造改革を推進していくとしており、同分野で業界の先頭を走っている同社が活躍する余地は大きいと言えよう。
前述したように、業務用野菜における同社の業界シェアは、大手といえどもまだ1%強を占めるに過ぎない。今後は農業分野でも競争力の向上を進めるため、農業経営の大規模化が進展する方向にあり、同時に流通企業も大手の寡占化が始まっていくと予想される。そうしたなかで、農作物の機能性評価を客観的なデータに基づいて評価し、アドバイスを与えてくれる同社の存在価値は、今まで以上に高まることは想像に難くなく、中長期的な成長ポテンシャルは大きいと弊社では考えている。
(注)デリカスコア・・・野菜の中身(栄養価)を美味しさ(糖度、香り)や機能性(抗酸化力、免疫力、解毒力)、鮮度(各種ビタミン)等に分類し、過去に蓄積したデータ(10年以上にわたって2万検体以上を調査分析)を元にスコア化(「デリカスコア」)して、客観的評価として顧客に明示している。また、生産者側に対しても、栽培した作物の客観的な評価を「デリカスコア」で知ることができ、栽培方法等今後の改善に役立てている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》
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