【木村隆のマーケット&銘柄観察】ウィルグループはハイブリッド派遣で収益を伸ばす

2014年1月7日 10:12

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ウィルグループ <6089> (東2)は、昨年12月19日に東証2部に新規上場されたばかりのニューフェース銘柄。上場当日は公募価格2870円に対し、初値は2760円と、やや低調なスタートとなった。同社は、人材派遣、業務請負、人材紹介などを展開しており、人材派遣関連株などの弱い動きに影響を受けたものと思われる。

  今2014年3月期の9月中間決算は売上げ124億3000万円(前年同期実績は非開示)、営業利益2億9500万円(同)となった。通期については売上げ269億5400万円(前期比21.6%増)、営業利益8億9600万円(同45.1%増)の、従来の見通しを据え置いた。

  主力のセールスアウトソーシング事業は、大手家電量販店などの注力商品がスマホなどへシフトしており、販売スタッフに十分な商品知識が必要となっていることから、販売業務を行うスタッフへのニーズが増加している。コールセンターアウトソーシング事業も通信業界を対象とした拡販に加え、金融業界など新規分野の開拓でオペレータの増員の動きが強まっている。

  同社は人材ビジネスの展開において、一般派遣と併せて、「ハイブリッド派遣」に取り組んでいる。ハイブリッド派遣は、同社グループのフィールドサポーター(常駐正社員)と派遣スタッフをチームにして派遣する方法で、フィールドサポーターが就業管理や現場管理のサポートを行うことで、顧客ニーズに的確かつ迅速に対応することが可能となる。これにより顧客からの高評価を獲得、オーダーの増加等の新たな人材派遣の引き合い、さらには業務請負化につながっている。

  そうした状況をキープしていくことにより、アナリスト筋では来期についても業績好調を想定する声が強い。見直し人気の発生は時間の問題と思われる。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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