大研医器<7775>はディスポーザブル製品を主軸に高成長を続ける

2014年1月6日 14:46

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記事提供元:フィスコ


*14:46JST 大研医器<7775>はディスポーザブル製品を主軸に高成長を続ける
ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』1月6日放送において、大研医器<7775>を取り上げている。主な内容は以下の通り。

■事業概要
病院内で使用する吸引器(シリンジェクター関連)で国内トップシェアを持つ研究開発型医療機器メーカー。ユーザーの利便性向上に役立つ独創的な開発力が強みで、収益性の高いディスポーザブル(使い捨て)製品を主軸に高成長を続けている。

■注目するポイントは
2014年3月期もキューインポット、PCA装置付きシリンジェクターの成長持続によって売上高は前期比6.4%増、経常利益は同4.0%増と8期連続増収経常増益を見込む。利益率が若干低下するが、これは営業体制強化のため4月に埼玉、金沢に営業拠点を新設したほか、新製品開発強化のため新たに社長直轄組織として研究部を立ち上げるなど、開発費が前期より100百万円程度増加するためだ。

■注目される新製品開発
注目される新製品開発としては、肺炎起因菌を即時に判定する検査システムがある。現在、起因菌の特定まで3日~1週間かかるものを15分程度で判別できるシステムで、東京医科大学と共同で開発を進めている。原因となる菌の特定に時間がかかり症状が悪化する患者様も多いだけに、潜在需要は国内だけでも大きいと言える。

さらに、血漿分画製剤のグローバルリーダーであるCSLベーリング株式会社が研究開発中の皮下注射用免疫グロブリン製剤に対応可能なシリンジェクターも開発中である。こちらは、現在PMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)に製造販売承認申請を行っており、早ければ今期にも認可が下りる見通しで、市場規模は1,500百万円程度を想定している。現在製造販売承認申請中の咽頭冷却装置などを含めてこれら新製品群が売上に寄与し始めれば、同社業績も成長スピードが更に加速されていくものと予想される。

■通期計画に対する進捗率などは
上期実績は期初計画を上回って着地したが、通期業績予想は期初計画を据え置いた。売上高が前期比6.4%増の75.20億円、営業利益が同3.5%増の13.05億円、経常利益が同4.0%増の13.00億円、純利益が同4.8%増の8.25億円としている。通期計画に対する上期営業利益の進捗率は51.4%となっている。前年同期は同47.2%であったことから、進捗は順調といえよう。

■足元の動きは昨年5月に頭をつけた後は右肩下がりの展開となったが、ここにきて反発機運が強まっている。週足の一目均衡表では雲下限がサポートラインに。目先のターゲットとしては雲上限のクリアが意識されるところか。

ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送《TM》

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