金相場:約30年ぶりの下落幅を記録、中国は約1050トン輸入

2013年12月27日 12:26

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記事提供元:フィスコ


*12:26JST 金相場:約30年ぶりの下落幅を記録、中国は約1050トン輸入
金価格は年初から30%近く下落し、約30年ぶりの下落幅を記録している。また、1オンス当たりの平均生産コストが700-800米ドル(約7万3500-8万4000円)になるとの試算から、金価格はまだ下落する余地があると予測された。なお、金相場は現在1オンス当たり1200米ドル前後で推移している。

一方、金価格の大幅下落にもかかわらず、中国は金の輸入を拡大している。海外の機関投資家は、中国が年初から計1050トンの金を輸入したと試算。また、中国黄金協会によると、2013年上期の金消費量は706トン強と前年同期比で50%以上増加したという。

専門家は、中国による金の輸入増加について、価格の下落に伴う個人の購買が拡大しているほか、中国政府による買い増しも一因だと分析している。《ZN》

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