プラザクリエイト Research Memo(4):イメージング事業の店舗数縮小傾向は2014年3月期で底打ち

2013年12月20日 20:47

印刷

記事提供元:フィスコ


*20:47JST プラザクリエイト Research Memo(4):イメージング事業の店舗数縮小傾向は2014年3月期で底打ち
■会社概要

(2)事業セグメントの概要

(a)攻勢に転じたイメージング事業

○プリントショップ店舗数の動向

イメージング事業の中心はプリントショップである「パレットプラザ」、「55ステーション」の運営(直営及びフランチャイズ、直営が約70%)である。創業以来、プラザクリエイト<7502>はDPEショップ「パレットプラザ」を展開し、ピーク時の2001年には1,237店舗に達した。しかしその後はフィルムからデジタルカメラへの切り替わりや写真プリント需要の減少などで、店舗数が右肩下がりの推移となった。2006年に経営破たんした55ステーションを子会社化した際に店舗数がほぼ過去の最高値と同じ1,236店にまで盛り返したものの、パレットプラザと55ステーションの競合店舗の整理や赤字店舗の整理を進めた結果、2013年9月末の店舗数は577店(うち直営店は408店)にまで減少した。

しかしながら、2014年3月期の上期に至って、イメージング事業の赤字店舗の閉鎖という後ろ向きの流れは終了したといえそうだ。同社の説明によれば、2014年3月期の上期中に店舗数が15店減少した(12店増加したのでネットでは3店の減少)が、これらの閉鎖要因は基本的には出店している商業施設の閉鎖など外部要因によるものであって、同社が積極的に閉鎖したものでは前年度からの継続案件など、ごく一部に限られた。実際、2013年9月末時点では、パレットプラザ(347店)、55ステーション(230店)ともにほぼ全店が年間ベースで黒字化見込となっているようだ。こうした状況を反映して、2014年3月期の下期には3店舗とはいえ、12年ぶりに店舗数が増加する見通しだ。

写真プリント店については、事業環境の変化にも注目すべきであろう。ショッピングモール等の運営企業から出店を依頼されるケースが増えてきている。同社によれば、この流れは来年度以降も続きそうだ。なお、下期の3店舗のうち1つは、イオンが2013年12月20日にオープンした旗艦店「イオンモール幕張新都心店」への出店である。

「パレットプラザ」や「55ステーション」をかつては「DPEショップ」と呼んでいた。しかし、フィルムカメラからデジタルカメラに代わると「D(Development=現像)」の要素がなくなる(現実にはまだ現像も扱っているが)ことに伴い、「写真プリントショップ」という呼び方をした時期もあった。しかしここにきて、同社では「プリントショップ」という呼び方を主として用いている。これは、決して「写真」を捨てたり軽視したりしているわけではない。写真プリントという枠にとどまらず、撮影した素材を様々なものに利用する商品やアイデアを提供するビジネスモデルに変えていきたいという想いからである。ショップの呼び方の変遷を念頭に置きながら、後述する蘭ビスタプリント社との資本業務提携について考えると、腑に落ちよう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)《NO》

関連記事