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プラザクリエイト Research Memo(9):15年3月期は売上高の成長が問われるなか、VPJの貢献に期待
*20:52JST プラザクリエイト Research Memo(9):15年3月期は売上高の成長が問われるなか、VPJの貢献に期待
■業績動向
(3)2015年3月期以降の考え方
2015年3月期の業績の最大の注目ポイントは、売上高が増収になるかのみといっても過言ではないであろう。2012年3月期を底にここ2年間業績は回復基調にあるが、増益要因は販管費が大きな割合を占める。プラザクリエイト<7502>の経営は2014年3月期を境に明確にトップライン・グロース(売上高の伸長)を目指す方向へと舵を切った。2015年3月期は方向転換後の初年度として、売上高の成長が何よりも問われることになる。
2015年3月期は、新規出店とリニューアルの両方が加速すると予想される。店舗の純増数とリニューアル店舗数の両方とも、会社側は現時点においては開示していない。プリントショップのほぼ全店舗が黒字化したとはいえ、2014年3月期に底打ちを確認した直後であるという状況を踏まえれば、過度に期待をするのは控えるべきであろう。
現在打ち出しているプリントショップの収益向上のための施策が実績を伴ってくれば、翌期以降、同社は新規出店やリニューアルをさらに加速させてくるものと予想される。そうなれば、同社は過去12年にわたって続いた縮小スパイラルから拡大スパイラルへと180度の方向転換が実現することになる。
個々の商品・サービスでは、前述の「なんでもダビングサービス」やデザイン・アルバムなどが要注目だ。
「Photo & More」のコンセプトは2015年3月期以降も継続予定である。このコンセプトが社員全般に浸透していけば、思わぬアイデアや新製品が誕生する可能性もある。また、生産性向上なども期待できるが、現時点でそれを業績にまで落とし込むのは難しい。
2015年3月期からは同社と蘭ビスタプリント社との合弁企業である「ビスタプリント・ジャパン(VPJ)」が本格稼働する。収益貢献が注目されるが、後述のように現時点では詳細は公表されていない。今回の業務提携の収益貢献の形態としては、VPJが同社の49%出資する持分法適用会社になる予定であり、連結決算に反映される。また、約600店のプリントショップが店頭でVPJの商品・サービスを販売した場合に販売手数料を受け取ることになる。VPJは写真プリントの枠を飛び越えようという同社の経営方針と非常にうまく当てはまる事業モデルをもっているため、中期的な収益押し上げ要因に成長していくことが期待される。
もう1つの事業の柱であるモバイル事業についても改善の方向性にあるとみられる。2014年3月期は前述のように、極めてオーソドックスながらも店舗の収益改善には非常に重要なことを行ってきた。端末販売台数は2014年3月期こそ目標とする12万台を下回る見込みであるが、2015年3月期には12万台達成がいよいよ現実味を帯びてくると期待される。また、ソフトバンクやKDDIの契約者が依然として純増になっていることを踏まえれば、継続インセンティブもさらに積みあがってくると期待できる。これらの要因から2015年3月期以降はモバイル事業の黒字定着が期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)《NO》
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