コンドーテック Research Memo(6):見通しは据え置きも会社計画を上回る可能性

2013年12月19日 18:20

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記事提供元:フィスコ


*18:20JST コンドーテック Research Memo(6):見通しは据え置きも会社計画を上回る可能性

■業績動向

(2)2014年3月期見通し

2014年3月期の連結業績は、売上高が前期比5.4%増の43,372百万円、営業利益が同8.2%増の2,884百万円、経常利益が同7.9%増の2,972百万円、当期純利益が同4.5%増の1,678百万円と期初会社計画を据え置いている。ただ、足元の市場環境は引き続き建設業界を中心に良好で、10月の売上高も過去最高を更新し、前年同月比で2ケタ増ペースが続いている。このため通期業績に関しても、前期比で10%台の増収は十分見込まれ、利益ベースでも会社計画を上回る公算が大きいと弊社ではみている。

なお、第2四半期累計期間で産業資材商品の総利益率が低下したが、足元の旺盛な需要から流通在庫が減少している状況にあり、第3四半期(10-12月期)以降は輸入品の価格転嫁も進み利益率の改善が見込まれる。一方で、製品の主要原材料となる棒鋼の市況は、需要の拡大によりここにきて上昇傾向となっており、製造原価面ではマイナス要因となる可能性がある。下期はこれらプラス要因とマイナス要因が相殺する格好となるが、営業利益率は増収効果によって若干の上昇が見込めよう。

ここ最近は、建設現場の人手不足や鋼材価格の上昇等による建築コスト上昇によって、市場全体の伸びが鈍化するとの見方が強まっている。特に、震災復興需要に関しては、当初10年程度を復興期間として位置付けていたが、労働者不足や東京オリンピックの開催決定等もあって、15年程度と長期間化する公算が高まっている。これは同社にとっては追い風となる。急激に需要が増加しても、生産能力や営業面での人的リソースの問題ですべての需要に対応できないためだ。コンドーテック<7438>にとっては緩やかに需要が拡大し、それに見合った格好で、工場の生産能力や人員増強を進めていくことが最も好ましく、現在の状況は、まさしく理想的な展開になっていると言えよう。

なお、現在の各工場の稼働率は4工場すべてにおいて90%以上となっている。このうち、関東工場では、2014年3月に新生産ラインを稼働し、ブレースの生産能力を従来比で3割アップする計画となっている。今後も生産能力に関しては需要動向を見ながら、段階的に増強していく方針としている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》

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