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3DマトリックスResearch Memo(1):欧州ではCEマーク取得後に販売の意向、アジアでもマーケティングを積極化
*08:33JST 3DマトリックスResearch Memo(1):欧州ではCEマーク取得後に販売の意向、アジアでもマーケティングを積極化
スリー・ディー・マトリックス<7777>は、2004年設立のバイオマテリアル(医療用材料)のプラットフォームを有するベンチャー企業。米マサチューセッツ工科大学(MIT)で開発された「自己組織化ペプチド技術」の「独占的・全世界的な事業化権」を保有する。
12月6日付で発表された2014年4月期の第2四半期累計(5-10月期)の連結業績は、売上高が49百万円、営業損失が676百万円となった。売上高はインドネシア企業向けの吸収性局所止血材(TDM-621)に関する契約一時金によるもので、研究開発費や販管費等がそのまま営業損失となった格好だ。止血材に関しては、第1四半期以降、特に新たな動きはみられなかったが、日本、欧州、米国で着々と準備を進めている状況に変わりはない。特に欧州でCEマークを取得後に販売を開始したい意向で、欧米企業との具体的な契約交渉も数社に絞り込んで進んでいる状況にある。また、アジア地域ではCEマークをもって販売が可能となる国も多く、こうした地域でのマーケティング活動も今後積極化していく方針だ。
2014年4月期の通期業績は売上高4,178百万円、営業利益1,658百万円と期初計画を維持している。止血材の製造販売承認時期が最大の焦点となるが、2014年1月までに承認が下りれば、計画達成の実現性が高くなると弊社ではみている。
今回、同社は次期パイプライン候補として肺気腫(COPD)治療など、複数の臨床研究を大学病院と共同で進めていることを明らかにした。また米国では、国家プロジェクトの1つとして現地の研究機関と共同で「自己組織化ペプチド」を用いたワクチン・デリバリー・システムの開発を2014年度から開始する予定(申請中)となっている。既存の開発パイプラインの進捗に加えて、これら新たな開発テーマも今後、開発パイプラインとして加わってくる見通しであり、同社に対する注目度も今まで以上に増してくるものと予想される。
★Check Point
・2Qは海外での治験や準備費用が増加もほぼ計画通りの進捗
・止血材は海外での販売提携で一時金収益が増加する可能性
・肺気腫(COPD)治療、食道瘢痕狭窄予防等がパイプライン候補に
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》
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