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3DマトリックスResearch Memo(2):2Qは海外での治験や準備費用が増加もほぼ計画通りの進捗
*08:36JST 3DマトリックスResearch Memo(2):2Qは海外での治験や準備費用が増加もほぼ計画通りの進捗
■決算概要
(1)2014年4月期の第2四半期累計業績について
12月6日付で発表されたスリー・ディー・マトリックス<7777>の2014年4月期の第2四半期累計(5-10月期)の連結業績は、売上高が49百万円、営業損失が676百万円となった。売上高はインドネシアにおける吸収性局所止血材(TDM-621)の独占販売権許諾契約締結に関する契約一時金収入によるもの。同社のシンガポール子会社とインドネシアのPT. Teguhsindo Lestaritama社の間で2013年5月に締結した。費用面では、研究開発費、販管費ともに前年同期比で増加しているが、主に海外における治験費用や事業化に向けた準備費用の増加によるもので、ほぼ計画通りの進捗となっている。
財務状況は表の通りで、10月末の純資産残高は4月末比で1,733百万円増加の3,798百万円となった。主な変動要因としては、7月の公募増資で2,359百万円を調達したことで、現預金が1,086百万円増加したほか、原材料となるペプチドの購入で在庫が337百万円増加した。また、調達資金のうち300百万円を有利子負債の返済に充てている。
原材料のペプチドに関しては、2015年4月期までに見込まれる製品出荷相当分を手当てした格好となっている。なお、ペプチドの保存期限に関しては3年程度とされているため、現在の在庫が廃棄されるリスクは極めて低いと言える。また、止血材等最終製品の使用期限に関しては、製品化して2年~3年を目途としている。
現状、止血材の販売承認が下りないなかで安定した収入がないことから、財務面でのリスクを懸念する向きがある。ただ、10月末の段階で現預金が3,119百万円となっており、同社の固定費が年間1,500百万円程度であることからすると、2年分はまかなえる計算となる。このため、当面は資金繰り等の心配は必要ないものと思われる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》
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