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テクノスジャパン Research Memo(1):ビッグデータ関連事業で将来の成長を加速
*17:10JST テクノスジャパン Research Memo(1):ビッグデータ関連事業で将来の成長を加速
テクノスジャパン<3666>は、ERPパッケージを中核とする基幹業務システムの導入支援サービスを手掛ける。少人数精鋭主義を採用しており、システムの開発力と提案力は国内でもトップクラスの評価を得ている。新事業領域として「ビッグデータ」関連事業に注力している。
2013年10月31日付で発表された2014年3月期の第2四半期累計(2013年4-9月)の連結業績は、売上高で1,990百万円、営業利益で160百万円となった。会社計画比では売上高が1.6%減と若干未達となったものの、営業利益11.9%増など全体的には順調に推移したと言える。通期業績は、子会社の設立費用や優秀な人材の確保・育成に関する費用の増加、社内情報システムの刷新など先行投資的な費用を見込むなかで、売上高に関しては第4四半期の半ばまでほぼ見通しが立っている状態にあり、期初計画の達成は射程圏内に入っていると言えよう。
進行中の中期3ヶ年計画では、今後、主力の国内ERPの更新需要が見込まれるほか、海外進出企業に対するERP導入支援を強化し、新事業領域として「ビッグデータ」「モバイル」「クラウド」の関連事業の拡大を進めていくことで、2015年3月期以降に成長を加速させる見通し。
新事業領域のなかでも、とりわけ「ビッグデータ」関連は同社が2年前から準備を進めてきた戦略分野である。ビッグデータの国内市場規模(テクノロジーやサービス)は、2012年の206億円強から2017年には1,000億円を突破する見通しと、高い成長が見込まれる。一方で、ビッグデータに関する成功事例は、まだ一部の先駆的な企業に散見されるのみといった状況で、依然として黎明期にあるとも言える。
このようななかで、同社は2013年5月に米シリコンバレーで「Tecnos Research ofAmerica」(TRA)を設立、9月よりビッグデータを含む最新のICT動向に関する情報収集を始めたほか、10月にはビッグデータ専門子会社「テクノス・データ・サイエンス・マーケティング」(TDSM)を設立した。同社がこれまでのERP導入支援などで培ったコンサルティング能力と、今後TRAやTDSMから得られる最新のビッグデータの分析ノウハウとを組み合わせることによって、いち早い事業化を目指す。ビッグデータ関連事業の成長によって、現在の主力であるERPパッケージ導入支援事業の拡大につながることも期待でき、引き続き同社のビッグデータ関連事業の動向には注目する必要がありそうだ。
■Check Point
・大企業・製造業向けに強く、更新需要8割と安定収益源を確保
・2016年3月期にビッグデータ関連で売上高10億円を目指す
・中計ではビッグデータなど新事業拡大で経常利益率10%維持へ
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《NO》
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