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TOKAIHD Research Memo(3):アクア事業は関東に本格進出、順調に顧客件数拡大
*18:07JST TOKAIHD Research Memo(3):アクア事業は関東に本格進出、順調に顧客件数拡大
■決算動向
○ガス・石油セグメント
第2四半期累計期間の売上高は前年同期比8億円減少の418億円、営業利益は同6億円減少の12億円となった。競合他社との競争激化によって減少傾向が続いていたLPガスの顧客件数は、9月末で576千件と今年に入って下げ止まったものの、前年同期との比較ではマイナスとなっていること、また、今夏の猛暑の影響で契約当たりの消費量が若干減少したことが、売上高の減少につながった。また、営業利益に関しては減収に加えて、顧客の維持、囲い込みの費用を2億円ほど積み増したことで減益となっている。ただ、足元は顧客件数も前月比でプラスに転じる模様で、下期以降の顧客件数は前年同期比で横ばい、または若干のプラスに転じる可能性がある。
○情報・通信サービスセグメント
第2四半期累計期間の売上高は前年同期比4億円増の189億円、営業利益は同7億円減少の20億円となった。売上高の5割強を占めるブロードバンド事業(インターネット接続サービス事業)で、大手家電量販店における新規顧客獲得が順調に推移し、顧客件数で829千件と順調に拡大したが、この獲得費用が嵩んだことと一部家電量販店における顧客獲得コストの増加が響き、営業利益は減益となった。
○CATVセグメント
第2四半期累計期間の売上高は前年同期比2億円増の120億円、営業利益は同1億円増の9億円と増収増益となった。TOKAIホールディングス<3167>グループ会社のCATV放送サービスエリア内で、大手通信事業者が放送サービスエリアを拡大したことが影響し、放送サービスの顧客件数は503千件と前年同期比で3千件減少したが、バンドル化の推進、長期継続約束割引サービスの導入による囲い込みを行ったことで、CATV通信サービスの顧客件数が190千件と前年同期比で10千件増加したことが、増収増益要因となった。
○建築・不動産セグメント
第2四半期累計期間の売上高は前年同期比7億円増の73億円、営業利益は同2億円増の2億円となった。戸建て住宅販売が好調に推移したことに加え、前期から本格スタートした総合リフォームサービス事業についても「TOKAI WiLLリフォーム」ブランドの浸透により、売上が好調に推移した。
○アクアセグメント
第2四半期累計期間の売上高は前年同期比2億円増の21億円と順調に拡大したが、今年5月より関東に本格進出し、マーケティング費用を積み増したことで、営業損失は13億円と前年同期の4億円から拡大する格好となった。第2四半期累計期間のマーケティング費用は前年同期比で7億円増加の10億円を費やしている。
関東進出にあたっては、使いきり型のワンウェイ方式でのサービス展開を図り、ブランド名を「うるのん」に改めるとともに、イメージキャラクターとして「ドラえもん」を起用した。また、販売ルートとしては大型商業施設や家電量販店の店頭販売をメインに、LPガス直販ルートと両面から拡販を進めている。子育て主婦層に販売ターゲットを絞ったことが奏功して登録件数が当初の想定を1割上回り、9月末の顧客件数は120千件となった。このうち、関東での顧客件数は36千件で期首から14千件の増加となり、静岡でも80千件から84千件と順調に拡大している。なお、静岡エリアに関しては既に営業利益で黒字化している。
○その他セグメント
第2四半期累計期間の売上高は前年同期比横ばいの22億円、営業損失は若干縮小し1億円の損失となった。注力中の介護事業は8月に3施設目となる「リフレア清水村松(デイサービス施設)」を開設し順調に推移したほか、婚礼催事事業も婚礼数の増加で増収となった。一方で船舶修繕事業が受注先送りの影響で減収となり、事業全体としてはほぼ前年同期並みの水準にとどまった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》
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