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TOKAIHD Research Memo(7):アクア事業、介護事業は2016年3月期の黒字化を見込む
*18:16JST TOKAIHD Research Memo(7):アクア事業、介護事業は2016年3月期の黒字化を見込む
■決算動向
○ガス・石油セグメント
ガス・石油事業の会社計画は、売上高で前期比5億円増の950億円を見込んでいる。このうち主力のLPガス事業については、更なるコスト削減や業務の効率化に取り組み、収益性の維持を図るとしている。ガス販売量に関しては、冬の気温次第だが、今冬は例年よりも平均気温は低くなるとの長期予報も出ており、下期にかけて販売量の回復が期待される。また、前述したように顧客件数も下げ止まりから、若干プラスに転じていることもプラス材料となる。一方で、LPガスの仕入価格が直近で上昇傾向となっているのは懸念材料となる。同価格はサウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコ社が毎月決定する通告価格(CP:Contract Price)に連動する。このCPが前年高騰した反動で今期は下落する見込みであったが、為替の円安進展もあって、今後上昇する可能性が出てきている。TOKAIホールディングス<3167>においては、仕入価格の上昇分については、販売価格に転嫁しやすいためさほど影響は出ないが、販売価格が上昇すると、節約指向が高まり販売量が伸び悩むといったケースも考えられるだけに、今後の価格動向は、気候変動も含めて注意して見ておく必要があろう。
○情報・通信サービスセグメント
情報・通信サービス事業の会社計画は、売上高で前期比9億円増の394億円を見込んでいる。売上高は顧客件数が計画を上回るペースで拡大していることから増額余地があるとみられる。「Com Pad」のサービス開始もプラスに寄与しよう。一方、利益面では顧客獲得費用の増加等もあり、ほぼ計画通りに着地しそうだ。
○CATVセグメント
CATVセグメントの会社計画は、売上高で前期比横ばいの238億円を見込んでいる。第2四半期までほぼ計画通りのペースで推移しており、通期も同様の傾向となりそうだ。
○建築及び不動産セグメント
建築及び不動産セグメントの会社計画は、売上高で前期比41億円増の199億円を見込む。今期は消費税引き上げ前の駆け込み需要で不動産販売が好調に推移するほか、マンションの販売や総合リフォーム事業も好調持続が見込まれる。
○アクアセグメント
アクア事業に関しては引き続き関東エリアでの積極拡販を進めるが、販促費用は一巡するため、下期の赤字幅が縮小する見通しだ。2014年3月末の顧客件数は130千件、売上高は前期比10億円増の48億円を見込んでいる。
なお、アクア事業の黒字化の目途としては2016年3月期を目途としている。黒字となる顧客件数としては200千件弱を想定している。このうち関東エリアを主とするワンウェイサービスで83千件を見込んでおり、現在の潜在需要から考えると十分可能な水準と同社ではみている。商品の競争力としては、富士山麓で採れるミネラル成分豊富な天然水を用いており子育て主婦層に安心・安全を訴求していくこと、ワンウェイ方式の天然水としては業界最安値水準であること、等を前面に出していく。
○その他セグメント
その他事業の会社計画は、売上高で前期比1億円増の55億円を見込んでいる。介護事業に関しては、デイサービスやショートステイ施設に加えて、今後は介護付き有料老人ホーム等にも展開していく計画となっている。きめ細かなサービスを差別化要素として、今後も積極的な事業展開を進めていく方針だ。施設数としては、今期の3施設から2019年3月期には16施設まで拡大する目標を立てている。黒字化の時期としてはアクア事業と同様2016年3月期を目途としている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》
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