TOKAIHD Research Memo(4):「TLC会員サービス」加入件数は想定を上回るペースで推移

2013年12月16日 18:10

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記事提供元:フィスコ


*18:10JST TOKAIHD Research Memo(4):「TLC会員サービス」加入件数は想定を上回るペースで推移

■決算動向

(2)「TLC会員サービス」加入状況と効果について

TOKAIホールディングス<3167>は現在グループで250万件にのぼるサービス加入件数を抱えているが、従来はグループ戦略として、これら複数のサービス間を相互連携し、加入を促進させるようなツールを持っていなかった。こうした課題を解決するために2012年12月から導入したのが「TLC会員サービス」だ。

同サービスに入会した会員には、電子マネーWAONを搭載したカード「TLC WAONカード」が発行され、利用サービスの状況に応じてTLCポイントが付与されることになる。同ポイントはWAONポイントに自動交換され、全国17万ヶ所(2013年9月末現在)のイオングループ店舗及びWAON加盟店での買い物で利用できるサービスとなる。また、グループ内の複数のサービスに加入すれば加算ポイントが付与される仕組みとなっており、割安感が増幅される格好となる。

加入件数は2013年3月末の11万件から9月末には27万件と当初想定を上回るペースで推移した。販促費用を第2四半期までに集中して3億円ほど投下したことが加入増につながっているとみられる。

TLC会員サービスを導入することによって得られる効果として、会員当たりの平均サービス加入数の増加と、解約の防止が挙げられる。実際、9月までのデータによれば、TLC会員の平均RGU(サービス契約数の合計)は1.4件と非会員の1.1件に対して高くなっている。また、会員加入後に追加でサービスを契約した件数は第2四半期累計期間で7千件となっており、非会員と比較して約8.4倍の開きとなり、会員になることでサービス契約数が増加する傾向にあることがわかった。

一方、解約の防止に関しては、TLC会員のサービス解約率が0.5%と、非会員の1.1%に対して半分以下という結果が得られた。TLC会員として囲い込むことで、自社グループサービスからの解約を防止することになり、ひいてはグループ全体の顧客件数の拡大につながっていくことになる。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》

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