後場に注目すべき3つのポイント~値動きの軽い中小型株に資金も見送りムード優勢

2013年12月16日 12:21

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記事提供元:フィスコ


*12:21JST 後場に注目すべき3つのポイント~値動きの軽い中小型株に資金も見送りムード優勢

16日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・短期的な値幅取り狙いの売買が中心
・ドル・円は102円80銭付近、東京株式市場の弱含みで軟調推移
・値動きの軽い中小型株に資金も全体的に見送りムード、後場も見送りへ

■短期的な値幅取り狙いの売買が中心

日経平均は反落。99.78円安の15303.33円(出来高概算10億株)で前場の取引を終えている。小幅に続伸で始まったものの、直ぐさま下げに転じている。先週のメジャーSQ通過により、海外勢などの資金流入が細っているようである。また、円相場は1ドル102円台をつける局面もみられるなど、先週末の水準から円高に振れて推移していることも手掛けづらくさせている。そのほか、寄り付き前に発表された短観12月調査では、設備投資計画が4.6%増と予想(5.3%)を下回ったことなども手控え要因のようだ。

セクターでは、輸送用機器のほか、その他金融、繊維、石油石炭、機械、食料品、パルプ紙、非鉄金属などが軟調。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンク<9984>、ファーストリテ<9983>、ホンダ<7267>、ダイキン<6367>などが軟調。一方で、ファナック<6954>、KDDI<9433>、7&IHD<3382>、アルプス<6770>が堅調だった。

短観12月調査や円相場の影響もあろうが、基本的には先週のメジャーSQが通過し、大口の参加者がクリスマス休暇に入ってしまったようである。また、17-18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)に対する市場の関心が高く、残った参加者についても結果を見極めたいところであろう。東証1部の売買代金は8800億円にとどまっており、指値状況が薄いなかを少ないボリュームで振れやすくなる。仕掛け的な商いもそれ程エネルギーを必要とはしないため、瞬間的な乱高下には注意しておきたい。

売買代金トップはソフトバンク<9984>、2位がミクシィ<2121>となっており、短期的な値幅取り狙いの売買が中心のようである。後場も同様の展開が続きそうである。また、NTT<9432>が仏IT企業買収報道を受けて堅調に推移している。ただ、相対的な出遅れから、ソフトバンクとのリバランスが意識されやすい。そのため、出遅れている銘柄などには見直し買いが入りやすい。季刊誌発売によって業績面などを手掛かりとした中小型株の一角などへの物色も意識される。

■ドル・円は102円80銭付近、東京株式市場の弱含みで軟調推移

ドル・円は102円80銭付近で推移。ここまでのドル・円は、103円30銭から102円79銭まで軟調に推移。ドル・円は、東京株式市場が弱含みに推移していることで軟調に推移。ユーロ・ドルは、1.3730ドルから1.3761ドルで推移。ユーロ圏金融機関のリパトリ(外貨建て資産売却・ユーロ買い)で下げ渋る展開。ユーロ・円は、141円83銭から141円43銭まで軟調に推移。

12時19分時点のドル・円は102円80銭、ユーロ・円は141円43銭、ポンド・円は167円55銭、豪ドル・円は91円90銭付近で推移。上海総合指数は、2174.00(前日比-1.01%)で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は弱含み、米FOMCを控えポジション調整的な売りが優勢に
・ミクシィ<2121>は寄り付く後の買いが続かず、売りに押される展開
・値動きの軽い中小型株に資金も全体的に見送りムード、後場も見送りへ

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

13:00 マンション発売(11月、不動産経済研究所)
16:00 菅官房長官、定例記者会見《KO》

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