景気の影響はいかに?今年の忘新年会の傾向を予想

2013年12月14日 17:22

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記事提供元:エコノミックニュース

 巷では「景気回復」という言葉がちらほら目にする、耳にするようになってきたが、多くの方はあまり実感を伴っていないというのが現実ではないだろうか。メディアの報道などによると冬のボーナスが例年よりも多く出るという方もいるようだが、2013年~2014年の忘新年会の動向を探ってみた。

 「食」に関する調査・研究を行っている機関「ホットペッパーグルメリサーチセンター」が9248人(首都圏・関西圏・東海圏在住の20~69歳の男女)に2013 年~2014年の忘新年会について聞いたところ、「回数」は前年並み、宴会一回あたり予算は「横ばい~微増」という回答結果が出た。全体の75.3%の方が前年と変わらないと答えている。

 忘新年会の平均金額は、一回あたり3000円~4000円未満と5000円~6000円未満の二つに大きく分かれる結果になった。前年の金額と今年の金額を比較すると、4239円→4259円(+20円)と予算は横ばいから微増傾向になっている(忘新年会は自分では払いたくないという人を除く)。

 エリア別では、東海圏だけが前年度実績、今年度の想定額ともに5000円~6000円未満の回答割合がもっとも多くなっている。参加回数は、東海圏では若干少ないながらも、一回当たりの宴会を豪華に楽しんでいる人が多いようだ。

 総合的に見ると、景気回復が全体層に行き届いていないのか、2013 年~2014年の忘新年会への参加回数は前年並みとする人が多い。前向きなコメントとしては「友人・知人関係」の忘新年会が増えそうだが、自分から進んで積極参加したいという人は前年と比べると減少している。

 近年は、不況の影響もあり、忘年会を中止にする企業もあるようだ。だが、職場の人たちとお酒を交えての会話は意外な一面を発見することが多く、有意義な時間という人も多い。カレンダーは師走に突入。今年一年間、お疲れ様という思いを込めて、皆様、楽しいお酒をお楽しみあれ。(編集担当:久保友宏)

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