ネットイヤー Research Memo(4):ソーシャルメディアを活用した新サービス提供を開始

2013年12月12日 16:45

印刷

記事提供元:フィスコ


*16:45JST ネットイヤー Research Memo(4):ソーシャルメディアを活用した新サービス提供を開始
■決算概要

(2)第2四半期累計期間の主要実績

ネットイヤーグループ<3622>の第2四半期累計期間の主な実績を紹介すると、キャラクタービジネスを世界的な規模で手掛けるサンリオ<8136>の公式サイトリニューアル及び、「ハローキティ」40周年スペシャルサイトがある。従来の同社サイトではキャラクター紹介が主であったが、第1弾のリニューアルにより世界規模で人気の高い同キャラクターのファン同士の交流を活発化させ、ソーシャルログイン(「Twitter」「Facebook」等のソーシャルメディアのIDをそのまま同サイトでも共通的に利用できること)を促す作りになっている。

そのIDを利用することによって参加可能となる様々なキャンペーン(オフライン、オンライン相互の)を同社が実施した際に、利用した顧客行動の履歴を把握し、分析することが可能となる。将来的には実施した様々なキャンペーンにおけるメディアごとのデータを統合化し、会員に関するナレッジをクラウド上で管理及び蓄積し、今後の販売戦略で活かしていくことを考えている。

また、グループ会社であるトライバルメディアハウスにおいては、Facebookを用いた新しいリサーチ手法として、MROC(エムロック)型の共創マーケティング(顧客と企業が情報を共有化しながら新製品を開発していく新しいマーケティング手法)プラットフォーム「cocosquare(ココスクウェア)」の提供を開始した。同プラットフォームはASP形式で提供されるが、その第1弾として理想のビールをつくることを目的とした参加型ページ「キリンビール カンパイ会議」がスタート。既に企業が保有するFacebookページに登録しているファンを同プラットフォームに招聘することで、優良な調査モニター(ロイヤルユーザー)の募集にかかるコストを削減するだけでなく、当該モニターを巻き込んだ格好で商品開発等のアイデアや評価を行い、新商品の開発等に活かしていく。

現在、企業が公式のFacebookページを開設することは珍しくないが、マーケティング面での実際の費用対効果を測りかねているのが実状であろう。同プラットフォームを利用することにより、今後企業のFacebookページは、企業広報やブランドコミュニケーションを行うコミュニケーションプラットフォームとしての役割だけでなく、商品コンセプトの開発等を行うリサーチ・プラットフォームとしての役割も担うことが可能になる。企業がソーシャルメディアをマーケティング戦略の1つのツールとして利用することを促進していく起爆剤となる可能性があるだけに、今後の取り組み状況が注目される。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《NT》

関連記事