【中国から探る日本株】日系ブランド中心に新車販売が好調、業界団体は来年も楽観視

2013年12月12日 08:04

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記事提供元:フィスコ


*08:04JST 【中国から探る日本株】日系ブランド中心に新車販売が好調、業界団体は来年も楽観視
中国の新車販売が好調だ。中国汽車工業協会が10日に発表した最新統計によると、11月の販売台数は前年同月比14.1%増の204万3900台となり、月次ベースの過去最高を更新。1-11月の累計では前年同期比13.5%増の1986万台となり、前年通期の実績を上回った。今年は2000万台超えがほぼ確実となっており、中国はこの大台を達成する世界初の国となる見通しだ。

中でも引き続き日本車が力強い伸びを見せている。同協会のデータによると、11月の乗用車市場における日本車のシェアは19.2%となり、ドイツ車の15.6%を抑えて首位に浮上。日本車がトップに返り咲くのは、昨年の激しい反日デモ以降で初めてという。尖閣問題の反動増に加えて、メーカー各社が新モデルの投入に注力していることが、日本車の回復を後押ししている。

一方、来年以降の見通しについては、中国経済の減速や環境対策が新車販売に影響するとの見方もあるが、中国汽車工業協会の幹部は楽観的な姿勢だ。常務副会長の董揚氏は、中国の新車販売が向こう5-10年にわたり、8-10%程度の伸びを維持する可能性があると予測。8%という数字は「決して小さくない」とし、国内の自動車市場が安定成長を続けるとの認識を示した。

なお、11月の中国販売をメーカー別に見ると、ホンダ<7267>が前年同月比2倍の8万3013台に達し、単月最高を記録した。このほか、日産自<7201>が2倍弱、トヨタ自<7203>が同41%の伸びを示すなど、各社ともに堅調だった。ただ、スズキ<7269>のみが前年同月割れに転落。同社が主力とする小型車は中国勢との価格競争が激しく、苦戦が続いている。《NT》

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