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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】イワキは水準切り上げて4月高値試す流れ、指標面の割安感にも見直し余地
医薬品・医薬品原料商社のイワキ <8095> の株価は水準切り上げの動きが続いている。足元は急伸後の上げ一服の局面だが、指標面の割安感にも見直し余地があり、4月の年初来高値を試す流れに変化はないだろう。
1914年創業という歴史を持つ医薬品商社で、医薬品事業(医療用・一般用・動物用医薬品の製造・販売、調剤薬局の経営など)、医薬品原料・香粧品原料事業(医薬品・香粧品原料の製造・販売、化粧品のOEM製造など)、化成品事業(電子工業用薬品、表面処理用薬品、化成品などの製造・販売)、食品原料・機能性食品事業(食品原料の製造・販売、サプリメントのOEM製造など)、その他事業(医療機器の販売、化粧品の製造・販売など)を展開している。
全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や健康食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカー・業者などを開拓して輸出入する商社機能に加えて、グループ内に岩城製薬(ジェネリック医薬品・医薬品原料、医療機関向け化粧品)やメルテックス(表面処理薬品)などのメーカー機能を併せ持つことが強みだ。3つの機能を連携して、ドラッグストア向けPB商品の提案などを強化している。
前期(13年11月期)の連結業績見通しは、売上高が前々期比2.4%増の532億円、営業利益が同20.1%減の9億円、経常利益が同24.8%減の9億80百万円、純利益が同18.9%減の6億円としている。円安に伴って輸入原材料価格が上昇しているため、保守的な予想としている。ただし通期見通しに対する第3四半期累計(12年12月~13年8月)の進捗率は売上高が72.8%、営業利益が88.3%、経常利益が91.9%、純利益が93.0%と高水準だった。ジェネリック医薬品の外皮用剤、ドラッグストア向け新規取扱商品、ジェネリック医薬品原料などが好調であり、通期増額の可能性があるだろう。
さらに今期(14年11月期)については、医薬品事業と医薬品原料・香粧品原料事業の好調に加えて、前期はやや低調だった化成品事業と食品原料・機能性食品事業の収益も回復して、好業績が期待されるだろう。
株価の動きを見ると水準切り上げの動きが続いている。11月の210円~220円近辺での短期モミ合いから上放れて、12月4日には239円まで上伸して4月の年初来高値241円に急接近する場面があった。足元は急伸後の上げ一服の局面だが自律調整の範囲であり、出直り歩調に変化はないだろう。
12月10日の終値220円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS17円76銭で算出)は12~13倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2.7%近辺、実績PBR(前々期実績の連結BPS469円76銭で算出)は0.5倍近辺である。
日足チャートで見ると、サポートラインの25日移動平均線が接近して目先的な過熱感が解消された。また週足チャートで見ると、13週移動平均線がサポートラインとなって水準を切り上げている。強基調の形だろう。指標面の割安感にも見直し余地があり、4月の年初来高値241円を試す流れに変化はないだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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