スターティア Research Memo(5):ウェブソリューション関連事業の利益率は63.1%と圧倒的

2013年12月10日 19:03

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記事提供元:フィスコ


*19:03JST スターティア Research Memo(5):ウェブソリューション関連事業の利益率は63.1%と圧倒的
■事業セグメント別詳細説明

(3)ウェブソリューション(WS)関連事業

ウェブソリューション関連事業の製品・サービスは、大きく電子ブック作成ソフトと、Web関連サービスの2つに分けられる。2014年3月期の第2四半期(4-9月期)の売上高構成比は電子ブック作成ソフトが77%。Web関連サービスが23%だった。

利益面では、当第2四半期(4-9月期)のウェブソリューション関連事業全体の売上高総利益率は63.1%と他の事業部門に比べても圧倒的に高かった。製品・サービス別内訳は、電子ブック作成ソフトが87%、Web関連サービスが13%となっている。電子ブック作成ソフトの利益率の高さが際立っていることがわかる。

電子ブック作成ソフト事業は、2005年、同社内にインターネットメディアコンテンツグループ(IMC)が設立されてスタートし、2006年8月に「ActiBook」がリリースされた。「ActiBook」は好評をもって迎えられ、順調に導入実績を伸ばした。2009年にIMCを独立させてスターティアラボ社を設立し、現在に至っている。 (電子ブック作成ソフトについては、「スターティアの強みを考える」の章で詳述)

Web関連サービスは、Webサイトの制作受託・運営などはもちろん、Webアプリケーションの企画・開発、アクセス数増加のためのコンサルティング、さらには、同社の「ActiBook」ユーザーのためのログ解析、SEO、SMOサービスなど、Web周りついて総合的にサービスを提供している。

ウェブソリューション関連事業では、(1)魅力的な新商材の登場、と(2)海外展開、の2つも重要なポイントだ。(1)の新商材は、「COCOAR(ココアル)」というものだ。これは「AR(Augmented Reality)」の技術を簡単に低価格で実現できるサービスである。

(2)の海外展開では、現状、3つの拠点を有している。これはいずれもアジアを念頭においたものだ。スターティア<3393>の最初の海外拠点は、2011年に中国・西安に合弁で設立したスターティアソフトだ(出資比率30%)。2013年1月には上海に100%子会社のスターティア上海を設立した。スターティア上海は上海でのネットワーク機器、通信ネットワークのインフラ構築や、中国と日本国内を高速、高セキュリティに結ぶ「グローバルゲートウェイ」を提供している。また、台湾では現地のホーマデジタル社の株式を取得した。これは台湾における電子ブック作成ソフト「ActiBook」の拡販を企図したものである。海外展開の成否を評価するにはまだ時間を要するが、この3拠点にとどまらず、アジアに積極的に進出するという方向性に揺るぎはない。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)《FA》

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