【株式市場】景気敏感の紙パ株や鉄鋼株も強く材料株も活況で日経平均は高値引け

2013年12月9日 15:55

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  9日後場の東京株式市場は、円相場の低位安定などを背景に引き続きトヨタ自動車 <7203> などが高値圏で推移し、王子製紙 <3861> などは景気回復と紙類の消費回復の期待が再燃し出直り急。日立製作所 <6501> や京セラ <6971> などは中だるみの後再び強調。日経平均は大引けにかけて一段ジリ高となり、本日の高値で終了。新日鐵住金 <5401> やIHI <7013> なども高く、三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> などの大手銀行株も強い。日本エンタープライズ <4829> (東2)は出資するエイチーム <3662> の韓国企業との資本・業務提携を材料にストップ高、サイバーステップ <3810> (東マ)もゲーム関連の出遅れとされて急伸ストップ高。

  本日新規上場のホットリンク <3680> (東マ)は前後場とも買い気配のまま売買が成立せず、大引けは本日の気配値上限に当たる6210円の買い気配。公開価格2700円の2.3倍。Twitter(ツイッター)やSNS(交流サイト)などで流れる評判を分析するサイト「クチコミ@係長」や、風評被害の対策サイト「e―mining(イーマイニング)」などを運営。公募株数は18万8800株、売り出し株数は最大35万300株。

  東証1部の出来高概算は21億1425万株、売買代金は1兆9759億円。1部上場1766銘柄のうち、値上がり銘柄数は1426(前引けは1396)銘柄、値下がり銘柄数は235(前引けは256)銘柄。

  また、東証33業種別指数は前引けと同様に電力・ガス1業種を除きすべて値上がりし、値上がり率上位はパルプ・紙、鉱業、ゴム製品、情報・通信、精密機器、などだった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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