J-オイルミルズ Research Memo(1):外部環境に負けない経営基盤の構築を目指す

2013年12月6日 18:26

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記事提供元:フィスコ


*18:26JST J-オイルミルズ Research Memo(1):外部環境に負けない経営基盤の構築を目指す

J-オイルミルズ<2613>(以下、同社)は味の素<2802>傘下の大手食用油脂メーカーである。2003年に味の素製油とホーネンコーポレーション、吉原製油の3社統合によって設立された。業界再編が進む国内の食用油脂業界にあって、同社は業務用を強みに日清オイリオグループ<2602>と業界トップの座を競う。

2014年3月期の第2四半期(4-9月期)累計決算は、売上高が前年同期比14.7%増の101,913百万円、営業利益は同14.3%増の2,742百万円となり、これは期初の同社予想(売上高103,000百万円、営業利益2600百万円)並みの着地であった。主な増益要因は、原料価格の上昇を製品価格への転嫁で吸収したうえ、家庭用プレミアムオイルや業務用高機能オイルなど付加価値製品の市場投入が奏功したことによる。

上期の状況から同社は期初予想を据え置き、2014年3月期は売上高が前期比14.5%増の214,000百万円、営業利益は同1.1%増の6,600百万円を見込む。

進行中の2011~2013年度中期経営計画では、新興国の需要拡大による大豆や菜種などの継続的な原料高に対応すべく、外部環境に負けない経営基盤の構築を目指す。国内では製品への価格転嫁と、家庭用プレミアムオイルなどの高付加価値製品の育成を進め、大豆由来の機能性食品を市場投入するなど食品・ファイン事業を強化する方針である。他方、海外事業は中国で合弁による食用油脂参入を検討するほか、インドでは現地企業との合弁会社を8月に設立、タイでは加工でん粉事業を強化する方針である。


★Check Point

・販売量ベースの推定シェアは29.7%でトップとの差は0.2%程度
・2Q業績は付加価値製品の市場投入も奏功し増収増益
・国内製油事業を主力基盤に海外油脂事業、新規事業を拡大


(執筆:フィスコ客員アナリスト 馬目俊一郎)《FA》

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