再び中小型株への物色にシフトする展開か/東京株オープニングコメント

2013年12月4日 08:05

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記事提供元:フィスコ


*08:05JST 再び中小型株への物色にシフトする展開か
 4日の東京市場は売り優勢の展開になろう。3日の米国株式相場は下落し、NYダウは終値で8営業日ぶりに16000ドルの大台を割り込んだ。次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和縮小が決まるとの思惑が浮上したほか、欧州株の下げが嫌気されたようだ。シカゴ日経225先物清算値は大証比175円安の15555円であり、日経平均はこれにサヤ寄せする格好でのギャップ・ダウンから始まることになろう。

 欧州の下げについては、野村が欧州の主要行を格下げしたほか、クレディ・スイスがカントリーアロケーションでフランス株とイギリス株を引き下げたことが要因と観測されている。円相場も1ドル102円40銭辺りと円高に振れていることも利益確定の流れに向かわせそうだ。もっとも、3日の日経平均は反発をみせたが、東証1部の騰落銘柄はほぼ拮抗で、若干値下がり数が多い。ソフトバンク<9984>が上昇でけん引した格好であり、全体としてはそれ程強い相場ではなかった。

 そのため、売り一巡後は底堅い展開になると考えられる。昨日は中小型株物色が一巡する一方で、規模別指数は大型株指数の強さが目立つなど、インデックス売買が中心だった。ソフトバンクへの物色が後退するようならば、再び中小型株への物色にシフトする展開となりそうである。

 とはいえ、ソフトバンクは高値を更新したことにより、好需給状況である。また、ファーストリテイリング<9983>は3日取引終了後に「ユニクロ」の11月の国内既存店売上高を発表。2ヶ月ぶりに前年実績を上回ったほか、客数も2ヶ月ぶりに増加。客単価は前月に続いて伸びている。売り一巡後に両社が下げ渋りからの出直りをみせてくるようだと、相場のムードは一変するだろう。《TN》

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