関連記事
メディカルシステムネットワーク Research Memo(15):仕入価格交渉妥結後には安定成長企業として改めて注目か
記事提供元:フィスコ
*19:13JST メディカルシステムネットワーク Research Memo(15):仕入価格交渉妥結後には安定成長企業として改めて注目か
■株主還元策とリスク要因
メディカルシステムネットワーク<4350>は株主還元策として配当金による還元を基本方針としている。配当金に関しては、財務体質の強化、事業規模の拡大、人材育成等のために必要な内部留保を確保しつつ、業績に見合った形での安定配当を基本方針として、2014年3月期は前期比横ばいの8円、配当性向では23.3%の水準となる。
また、収益を見るうえでの主なリスク要因としては、以下の点が挙げられる。
(短期的リスク要因)
・医薬品卸売会社との仕入価格交渉
・薬価基準や調剤報酬の改定が調剤薬局事業の収益に与える影響
(長期的リスク要因)
・ドラッグストアの調剤併設型店舗強化による競争激化
・大衆薬品のネット販売解禁が、将来的に処方箋薬まで広がる可能性
長期的なリスク要因に関しては、現時点でリスクが顕在化する可能性は極めて低いとみられている。当面は医薬品卸売会社との仕入価格交渉の行方が株価面で焦点となるが、この問題が通過すれば、中長期的に安定成長が期待できる企業の1つとして注目されよう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)《FA》
スポンサードリンク

