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メディカルシステムネットワーク Research Memo(12):医薬品等ネットワーク事業は期初計画を上回る公算も
*19:12JST メディカルシステムネットワーク Research Memo(12):医薬品等ネットワーク事業は期初計画を上回る公算も
■業績動向
(2)2014年3月期業績見通し
○主力事業の見通しについて
メディカルシステムネットワーク<4350>の主力事業の第3四半期以降の見通しについては、仕入価格交渉の問題を除けば、順調に推移していると言える。医薬品等ネットワーク事業では加盟店を2013年3月期末比で217店舗増加の1,250店舗まで拡大する計画としており、2014年3月期中に全国47都道府県への加盟拡大を目指していく(未進出地域は茨城県、富山県、高知県、徳島県)。11月1日現在で1,109件と進捗率はやや低いものの、トータル・メディカルサービス<3163>の35店舗が加わるほか、仕入価格交渉が決着すれば加盟店舗数も伸びてくるものと思われる。2014年3月期通期の期初計画では、売上高で前期比5.7%増の2,802百万円、営業利益で同7.3%増の1,311百万円を見込んでいたが、第2四半期累計までの進捗率では、売上高で52%、営業利益で55%となっていることから、同事業は計画を上回る公算が大きいと言える。
調剤薬局事業の通期見通しは、売上高で前期比15.5%増の60,721百万円、営業利益で同31.1%増の2,316百万円を見込んでいた(既存店舗の売上高は2%増を前提)。第2四半期累計までの進捗率は、売上高で48%、営業利益で46%となっており、季節要因を考慮すると計画を上回るペースとなっている。第3四半期以降も順調な推移が見込まれるほか、トータル・メディカルサービスの業績が4ヶ月分ほど寄与する。影響額としては売上高で2,400百万円程度の上乗せ要因になるとみられる。このため、仕入価格交渉の影響を除けば、計画を上回るものと予想される。
賃貸・設備関連事業については、売上高こそ前期比13.7%増の1,276百万円と2ケタ増収となるが、営業利益はサービス付き高齢者向け住宅「ウィステリア清田」の本稼働に伴う減価償却負担増で同91.7%減の9百万円となる見通し。その他事業は特段大きな変化はなく、売上高は前期比4.5%増の263百万円、営業利益は同113.8%増の10百万円を見込んでいる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)《FA》
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