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メディカルシステムネットワーク Research Memo(14):財務レバレッジを効かせながら事業規模を拡大
記事提供元:フィスコ
*19:13JST メディカルシステムネットワーク Research Memo(14):財務レバレッジを効かせながら事業規模を拡大
■財務状況
2013年3月期の第2四半期末の財務状況については表の通りとなっている。総資産は34,240百万円と前期末比で3,451百万円の増加となった。増加の内訳をみると、有形固定資産が2,356百万円の増加(調剤薬局の新規出店、「サ高住」関連の増加)、のれんが607百万円の増加となっており、事業拡大に伴う資産の増加となっている。一方、負債は前期末比で4,464百万円増加の29,018百万円となっている。増加要因の大半は有利子負債で前期末比4,008百万円の増加となった。純資産に関しては自己株式の取得(▲1,135百万円)によって、前期末比で1,013百万円減少した。
メディカルシステムネットワーク<4350>の主要経営指標でみると、有利子負債の増加によって安全性指標となる流動比率や自己資本比率、D/Eレシオなどがいずれも悪化する格好となっているが、低金利で財務レバレッジを効かせながら事業規模の拡大を進めている戦略がみてとれる。なお、トータル・メディカルサービス<3163>の買収資金に関しても、金融機関から調達する見込みであり、有利子負債額はさらに積み上がった状況になるものと予想される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)《FA》
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