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フェローテック 太陽電池苦戦もサーモモジュール、磁性流体が好調
*09:33JST フェローテック---太陽電池苦戦もサーモモジュール、磁性流体が好調
フェローテック<6890>は、磁石に引き寄せられる液体である“磁性流体”に強みを持つ半導体製造装置部品企業。半導体製造装置の部品である真空シールでは世界シェア高い。電気を通すと片面が温まり、もう片面は冷やされる冷熱素材(半導体)であるサーモモジュールも独自技術。
11月12日に発表した第2四半期(4-9月)業績は、売上高が前年同期比0.9%増の202.29億円、営業利益が1.59億円(前年同期は21.53億円の営業損失)、四半期純利益が6.94億円(同61.57億円の四半期純損失)の黒字に転じた。
セグメント状況では、装置関連事業の売上高が同7.1%増の101.89億円、営業利益は同45.0%減の0.77億円。真空シール、石英製品、セラミックス製品、シリコンウエーハ加工などを手掛けており、スマートフォン用メモリやロジック系の設備稼働の需要で、石英製品、セラミックス製品が増加。しかし、値下げ要求が厳しく売上高の伸びは限定的。各種製造装置に使われる真空シールは、FPD向けの設備投資の一巡や、半導体向け設備投資の一部延期などによる影響を受けた。一方でシリコンウエーハ加工は、底堅く推移した。
太陽電池関連事業の売上高は同19.1%減の56.80億円、営業損失は1.11億円だった。シリコン結晶製造装置、シリコン製品、石英坩堝、角槽などを手掛けている。新規の製造装置需要はなく、消耗品である石英坩堝や角槽は、回復の兆しはあるものの総じて低調。シリコン製品はOEM特化したことにより、国内・台湾ユーザーからの引き合いが増加した。
電子デバイス事業の売上高は同27.6%増の28.01億円、営業利益は同115.6%増の2.49億円。サーモモジュール、磁性流体を手掛けており、主力の自動車温調シート向けサーモモジュールが好調。その他、検査装置、バイオ関連機器が総じて底堅く推移した。磁性流体は超高精細4Kテレビやフィッシング用リール向けなどに採用され堅調に推移している。
通期については、売上高が前期比9.3%増の420億円、営業利益が10億円、純利益が同10億円と黒字転換を見込んでいる計画を据え置いている。《FA》
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