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プロネクサス Research Memo(3):上場会社のディスクロージャー支援で高シェアを確保
*16:39JST プロネクサス Research Memo(3):上場会社のディスクロージャー支援で高シェアを確保
■会社概要
(2)事業概要
プロネクサス<7893>の売上高は取扱製品によって、「上場会社ディスクロージャー関連」「上場会社IR関連等」「金融商品ディスクロージャー関連」「データベース関連」の4つに区分される。これら製品群別の売上高構成比は2013年3月期で46.7%、26.2%、25.5%、1.6%。上場会社ディスクロージャー関連が売上高の半分近くを稼ぎ出す。
上場会社ディスクロージャー関連は株主総会の招集通知や決議通知等の「株主総会関連」を筆頭に、有価証券報告書・決算短信等や開示業務支援システム「PRONEXUSWORKS」などの「決算関連」、目論見書・有価証券届出書などの「IPO、ファイナンス関連」といった3つのサービスで構成される。このうち有価証券報告書のシェアは54.7%、株主総会招集通知のシェアは52.4%(2013年9月時点)に達する。
上場会社の約7割が3月決算であることから、上場会社ディスクロージャー関連の売上高は第1四半期(4-6月期)に集中する傾向がある。同事業では、競合が宝印刷<7921>等に限られるものの、招集通知など株主数に応じた従量課金モデルのドキュメント(印刷物)は価格競争が避けられない。同社では、開示支援システムなど定額課金モデルの利用社数を積み上げるほか、顧客ごとの利用サービスを増やすことでオフセットしながら成長を図る方針である。
上場会社IR関連等には、株主向け年次報告書(株主通信)を筆頭に、IRサイト構築・更新サービス(Web-IRサービス)、英文IRツール、株主総会ビジュアル・運営支援などのサービスが含まれる。うち株主通信等は、上場会社ディスクロージャー関連と同様に顧客企業の決算期によって受注量が変動し、また、従量課金モデルのドキュメント(印刷物)である。同社は定額課金モデルのWeb-IRサービスの比率を高めて、契約件数の積み上げによるストックビジネスで安定した収益を図る方針だ。ただ、同事業では競合が多いことから単価引き上げが困難なため、複数サービス提供によるクロス・セル戦略を進めている。
金融商品ディスクロージャー関連では、投資信託運用会社やREIT運用会社などを顧客とし、開示書類や販売用資料を受注している。REIT運用会社では約90%を顧客に持ち、圧倒的なシェアを有している。開示書類や販売用資料などの従量課金型モデルのほか、投信運用会社向けの業務支援システム「Fund DocumentSystem(FDS)」やREIT運用会社向けの「Fund Management System(FMS)」などの定額課金モデルが順調にストックを拡大させている。
2001年からサービス提供を開始したデータベース関連は、大学や銀行等を顧客に堅調な拡大トレンドを維持している。2013年から日立ハイテクノロジーズ<8036>の顧客を引き継いだことで売上高が倍増し、有価証券報告書を主体とする企業財務情報データベース分野では圧倒的優位に立っている。定額課金モデルのデータベースは顧客の間口が狭いことからドラスティックな成長は見込めないものの、台湾等の海外顧客を取り込むなど、ストックの積み上げを進めている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 馬目俊一郎)《NT》
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