注目銘柄ダイジェスト(前場):造船株、海運セクター、日医工、エナリスなど

2013年11月28日 11:33

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記事提供元:フィスコ


*11:33JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):造船株、海運セクター、日医工、エナリスなど

造船株
総じて買い先行。佐世保重工業<7007>が急伸しているほか、サノヤス<7022>、三井造船<7003>などの上昇が目立つ。LNGの世界的な需要増加を背景に、国内海運会社がLNG輸送船を大量発注と報じられており、メリット期待が高まる状況のようだ。市場拡大に加えて、足元での円高是正の動きに伴う日本勢のシェア上昇などへの期待感も高まる方向に。

UACJ<5741>:333円(前日比+15円)
急反発。LNG船の特需報道を受けて、メリット期待が高まる状況に。経営統合前の古河スカイは、LNGを運ぶ船のアルミ厚板を国内で独占供給とされていた銘柄であり、LNG船の需要拡大による恩恵の享受が期待されるところ。LNG関連ではトーヨーカネツ<6369>などにも関心が向かう展開へ。

海運セクター
業種別上昇率トップ。国内海運各社がLNG船を大量発注へと伝っているが、LNG需要の将来的な増加を背景に、輸送力増強に伴う一段のシェアの高まりなどが期待される格好へ。また、バルチック指数が4%超の上昇となっていること、SMBC日興証券が大手3社の目標株価を一斉に引き上げていることなども支援材料へ。なお、相対的に中小型海運株の上昇が目立つ。

日医工<4541>:2095円(同-274円)
急落。コミットメント型ライツ・オファリングの実施を発表、株式価値の希薄化を嫌気する動きが優勢に。12月6日現在の株主に1株当たり0.5株の割合で、新株を1株676円で取得できる権利が割り当てられる。未行使分は野村證券が取得して行使、1月30日までに発行済株式数は現在の1.5倍に増加することになる。バークレイズでは希薄化率は約24%と推定、大和では株価の調整リスクは大きく、投資判断は再検討としている。

三井金属<5706>:291円(同+13円)
大幅続伸。野村では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も255円から340円に引き上げている。ドアロックや電解銅箔については生産体制の再編成が軌道化、収益改善が進む可能性が高まってきたとの評価。今期に続いて来期も、素材セクターの中で非常に高い利益成長が期待できる状況と判断しているようだ。

大同特殊鋼<5471>:560円(同+23円)
急反発。メリルリンチ(ML)では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価は630円から680円に引き上げている。自由鍛造品や磁石製品など高収益品の伸びが想定以上、今後の収益成長に寄与するとの確信が高まったことを評価引き上げの背景としている。来期営業利益は5割以上の増益を予想しているようだ。

ダイヘン<6622>:458円(同+10円)
しっかり。ワイヤレス給電に対応したEV向けの電源を開発したと発表している。従来よりも高い周波数に対応した電源を開発したことで、駐車がずれても充電が可能となるもよう。個人投資家の関心が高まりやすい銘柄でもあることから、中期的な市場拡大期待の高いEV関連の材料に、敏感に反応する展開となっている。

イリソ電子<6908>:4605円(同+250円)
大幅反発となり年初来高値を更新。岡三が投資判断「強気」を継続し、目標株価を4150円から6000円へと引き上げたことが材料視されているようだ。安全規制強化等による自動車の電装化などが、コネクタ販売に引き続き追い風と指摘。14年3月期、15年3月期は車載向けでの販売拡大、コスト削減効果等を背景に、営業利益は過去最高益を更新すると予想している。

USEN<4842>:360円(同+16円)
買い先行。ローソン<2651>と共同で、スマホ向けの定額音楽配信を始めると伝わったことが材料視されている。約550チャンネルで開始し、来年中には1000に増やすと。同社が有線放送で培った編成ノウハウを生かし手頃な価格で多様な音楽を楽しめるもようで、スマホ向けの新サービスに対する期待感が先行へ。

エナリス<6079>:1799円(同+124円)
大幅高。関西電<9503>と、需給逼迫時等における負荷調整に関する委託業務について委託契約を締結したと発表したことが材料視されている。冬季の電力逼迫時等、関西電から電力調整依頼があった際に、管内の契約電力が1000kw未満の需要家を対象として、あらかじめ定めた時間に負荷調整の実施を需要家に依頼し、負荷調整状況を監視すると。《KO》

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